英語の勉強と言うと、机に向かってテキストを広げて勉強することを想像する人も多いかもしれません。しかし、英語は言語です。言語の勉強は実践あるのみ。
実際に通じる英語を習得するために必要なことは、身近な生きた英語に触れることと英語に慣れること。生きた英語に触れて、ある程度の英語力を身につけることができれば、英語を使用する環境、機会、頻度によって英語の運用力がつき、英語のレベルは順応していきます。
生きた英語を身につけるために役に立つ、実践的な英語の勉強法をまとめました。
CA流英語の勉強法パート1<スタート編> と合わせてご覧ください。
1 英語に触れる時間を増やす
生きた英語を身につけるために最も重要なことは、英語に触れる時間を増やすことです。英語のニュースや映画、テレビドラマなどをとにかく聞く。最初は何を言っているのかわからないかもしれませんが、それでもとにかく聞き続けることが大切です。
気に入った洋楽のCDを聞き続けていると、最初は歌詞がわからなかったのにどんどん口ずさめるようになっていくのと同じです。テレビのニュースキャスターやレポーター、映画やドラマなどの英語を聞いていると、リスニングテストのようにはっきりと聞き取りやすい英語を話している人は少ないということがわかります。生きた英語に耳を慣らしていくと、だんだんと聞こえるようになってきます。
余裕があれば耳から入った英語を繰り返してみましょう。単語だけではなくフレーズで覚えることも生きた英語を身につける近道のひとつです。
2 英英辞書を使おう
わからない単語を調べる時に、英日辞書を使う人が多いと思います。思い切って英日辞書の使用をやめて、英英辞書を使用してみましょう。
英語上級者の多くは、英英辞書を使用しています。わからない単語を辞書で引くとその説明が英語で書かれています。類似の単語、反対語、使い方も英語で書かれているので、一度に学ぶことができる単語やフレーズが増えます。英語を理解するにはもってこいの方法です。
3 英語脳に切り替える
英語の意味を理解するときどのようにしていますか。聞こえた英語を頭の中で日本語に訳したりしていませんか?英語と日本語では文章の構成や流れが違います。頭の中でいちいち日本語に変換していると本来の意味からかけ離れてしまうことがあります。
まずは、英語を流れで理解するよう心がけ、なるべく英語のままで意味をつかむ練習をしましょう。英語を感覚で理解できるようになると、日本語に当てはめられない表現があることに気づくはずです。そして、とっさの一言が英語で出てくる、日本語で話していても英語が出てきて日本語が出てこない・・・ということが起こるようになります。そうなれば、英語脳に切り替わっている証拠です。
4 なんでも英語で書いてみる
通訳をする人が、聞き取ったことをメモしながら通訳しているのを見かけることがあると思います。聞き取ったことをそのままメモしているのでは、話に追いつきませんよね。通訳の人は、まず聞き取り、頭の中で処理したことをメモするといいます。
英語のドラマや映画、ニュースなどを見て聞き取れたことや気になったこと、日常的なメモや日記を英語で書くようにしてみましょう。わからない単語があれば日本語を混ぜても構いません。そうすれば、どんな単語がわからないのか、どんなフレーズが聞き取れずに理解ができなかったのかがわかります。その部分をしっかり復習すれば徐々に身についていきますよ。
5 わかるまで聞き返す
英語で話しかけられて、本当はよく理解できなかったけれどわかったふりをして適当に返事をしてしまったという経験はありませんか?「会話を止めてしまって相手に悪い」「こんなこともわからないのと思われたら恥ずかしい」などとは思わずに、わからないことはわかるまで聞き返す勇気を持ちましょう。
日本語であっても、時に聞き返すことはありますよね。 英語だからと身構えるのではなく、聞き取れなかったらわかるまで聞き返し、聞き取ってもらえなくてもめげずに何度も繰り返すようにしましょう。適当な返事でその場をしのぐよりも、わかるまでなんども聞き返した方が確実に身になります。
客室乗務員の勉強法 実践編 まとめ
いかがでしたか。少しの時間でも毎日英語に触れる時間を増やすことで、英語に慣れていくことができます。
忙しくてそんなに時間が取れないという人におすすめなのは、短い時間で様々なジャンルの英語を聞くことができる「TED Talks」です。様々な人が様々なジャンルの内容でプレゼンテーションを行っているので、人ぞれぞれの異なったスピード、イントネーション、アクセントなどを聞くことができます。
男性と女性では表現の仕方が違うこともありますし、好きなジャンルに偏らず幅広い分野の内容を聞くことで、知らない単語やフレーズに出会う機会も増えます。アプリやポッドキャストもあるので、通勤や通学中でも聞くことができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・
桜子さん
海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。