キャビンアテンダントは何歳まで働くことができる?定年は何歳?

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キャビンアテンダントは何歳まで働くことができる?定年は何歳?

飛行機に乗ると若いキャビンアテンダントを統括するチーフはかなり年上のベテランだったなんて事ありますよね。では実際何歳くらいまで働けるの?と思う人もきっと多いでしょう。

単純に言えば体力勝負の仕事に耐えられるまでとも言えますが、他にも会社ごとに労働契約が異なりますし、家庭の有無・育児など様々な要因が絡んできます。

ここでは主に日系エアラインを例に、様々な視点から分析して働きやすさやキャリアプランについて考えてみたいと思います。

キャビンアテンダントとしては何歳まで働くことができる?

キャビンアテンダントは何歳まで働くことができる?定年は何歳?

日系のキャビンアテンダントはほとんどが女性ですが、では女性が働く職場として労働環境は?長く働くための会社のサポートはあるのか?これらの気になるポイントを押さえていきましょう。

長く働きやすい日系エアライン

近年契約社員ではなく正社員募集を始めた大手エアラインに続き、格安系でも最長3年の契約社員から無期限雇用への切り替えを開始したエアラインもあり航空業界全体の雇用形態は改善されつつあります。

すでにJALやANAではキャビンアテンダントとして飛び続けて定年を迎えた人もいますし本人のやる気と体力次第では60歳まで働く事も可能です。ただし実際にキャビンアテンダントとして定年を迎えた大ベテランはまだはわずかです。多くは途中で多部署や地上勤務に異動、もしくは転職・退職をしているのが現状です。

結婚・出産したら仕事を続ける事はできる?

まず結婚に関して、遠距離の引っ越しが伴う場合はキャビンアテンダントとして仕事を続けることは残念ながら困難でしょう。というのもキャビンアテンダントには基本的にベース(主基地)が決められています。会社の意向でベース異動の内示はあり得ますが、こちら都合のベース変更希望が通る事は私の知る限りかなり稀なケースです。

出産・育児に関しては、パートナーもしくは家族のサポートを受ける事ができれば育児休暇の後に復帰できる可能性も十分あります。しかしそうでない場合、例えば東京ベースでパートナーか自分の実家が東京近郊にない、もしくは留守中に子供の世話が頼める人がいなければ仕事を諦めざるを得ないのが現実です。不定休で家を空ける事の多い仕事ですのでこれだけはどうしようもありません。実際私の同期はだいたい半数くらいが結婚・出産を理由に退職していきました。

出産・産後のサポートは充実

キャビンアテンダントは何歳まで働くことができる?定年は何歳?

女性が占める割合が断然多い職場ですので産後復帰ができる土壌がしっかりとできている会社が多いのも特徴です。特に大手の会社であれば育児と乗務が両立できるようフライトスケジュールを少なめにアレンジしたり子供の預け先が決まるまで休職できたりと育児支援も充実していますので長く働きやすい環境だといえます。同じ職場で長期的にキャリアを積みたいと考えている人には向いていますね。

だいたい20代後半から30代にかけて産休・育休に入り、30代半ばに復帰訓練を経て戻ってくる人が多かったです。

また最初の育休終了間際に第二子を妊娠し、そのまま続けて2度目の産休に入る人も実は結構いました。トータル4〜5年くらい仕事を休む事になりますので結局復帰できず途中で退職する人もいますが、復帰訓練を乗り切って戻ってくるタフなママも多くいますよ。

キャビンアテンダントになるための年齢制限は?

ここ数年で日系エアラインでは年齢制限が引き上げられてきましたが、近年では大手のJAL・ANA含めかなりのエアラインで年齢制限が撤廃されています。それに伴い30代で合格している人も増えてきています。

現在新入訓練を受け持つ私の元同僚も年々新人の年齢の幅が広がっているのを実感しているようです。最近の採用ではキャビンアテンダント経験者もしくはOG採用も多く、特に東京オリンピックに向け早期育成を目指しているようです。

またLCCでは30代後半という年齢で受かっている人もいますのでフレッシュで若い人材だけでなくキャリアのある即戦力が求められてきているのが分かりますね。

キャビンアテンダントとしてのキャリアプラン

現場で経験を積み年齢を重ねるごとにエコノミーからビジネス・ファースト、またパーサーやチーフというように経験を積んでステップアップしていきますが、ではそれ以外にどのようなキャリアアップの道があるのでしょうか。

入社後12〜3年くらいから順次、訓練所の教官、旅客サービス関連の地上勤務(顧客情報管理、機内販売、VIPケア、機内備品や新サービスの導入に関わる仕事など)へ異動する事も少なくありません。さらに40代以降はマネージャーや管理職、役員、または本社へ異動し全く別の分野で活躍したり提携エアラインへ出向するなど様々な役職の経験を求められることが多くなります。

逆に言うと空を飛び続けて定年を迎えるというのは少ない例と言えるかもしれません。一度地上に降り、異なる分野で経験を積んで視野を広げ最終的にまた乗務する部署に戻ってくるベテランの先輩達もいますし、普段は管理職として地上で勤務しつつ2〜3ヶ月に1度だけ担当課のフライトに乗務する人もいます。見た目は同じ制服を着たキャビンアテンダントでも実はバックグラウンドは様々なのです。

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キャビンアテンダント退職後のキャリアプラン

私の職場では20代後半から30代半ばに転職する人が多かったです。結婚のタイミングも一つの要因ですが、それ以外にも後々のキャリアについて迷い始めるアラサー世代が中心でした。

転職となると秘書、マナー講師、ホテルやウェディング関係に転職する人が割と多いですが、接客業のキャリアを盾に営業職に就く人もいましたし、未経験であっても証券や広告代理店にチャレンジして転職していった同期もいました。また外資系を3社経験した後、独立して英語のスクールを立ち上げた知り合いもいますし、ヨガ講師やネイリストへの転職した人も何人かいました。

私の経験からキャビンアテンダントになる人は行動力や順応性の高い人が多い気がします。一度「これ!」と決めたら一気に方向転換し、新たな道へ飛び込んでいくのでキャリアプランも様々ですね。

まとめ

キャビンアテンダントを続けるためには年齢と共に体力維持も必要ですが、結婚・出産・そしてキャリアなど都度変化する環境の中で自分のライフプランを見つめ直すことも必要です。ママになっても働きたい、いつか地上に降りてサービス開発に携わりたい、新人育成をしたい、ずっと空を飛び続けたいなど人それぞれ違った道があります。ぜひ一度、何歳くらいでどんな仕事をしていたいのか自分の将来像を想像してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca4涼子さん

国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、結婚に伴いヨーロッパでの海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。

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