キャビンアテンダントをしていて、大変だったことはどんなことですか?

キャビンアテンダントをしていて大変だったこと

キャビンアテンダントは、華やかで女性の憧れの職業の1つではないかと思いますが、飛行機の中で仕事をしたり、働く時間も不規則だったりと意外と大変なこともあるのではないかなと思っています。

お仕事をしていて大変だったこと・辛かったことはどんなことがありましたか?

A.乗務中は予期せぬトラブルが起こりますので常に危機感を持っていなければならない事です。

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca4涼子さん

国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、結婚に伴いヨーロッパでの海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。

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上空に一度飛び立ってしまえば誰も助けに来てくれませんので何かトラブルがあった際は自ら的確に判断し、他のCA達に指示を出さなければなりません。さらにそれが着陸前となれば残り少ない時間の中で解決しなければならないのでさらにタイムプレッシャーとの戦いとなります。

地上であればすぐに整備士や空港警察、救急車を要請できますが、孤立した上空ならではのリスクと常に隣り合わせの緊張感がありましたね。私はパーサーの資格を持っていたのでよく責任者として乗務する事が多かったのですが、特にキャビンの最高責任者(チーフパーサー)としてフライトする時はいつも緊張していました。

また責任者としてでなくてもいつ自分がトラブルに巻き込まれるか分かりません。実際に私の乗務していた便ではミールサービスの真っ只中お客様が座席で意識を失い、ギャレーまで運び出して脈拍を測ったりドクターコールをしたり初期対応に追われている中今度はサービスが進まず食事が全く配られない事に激怒されたお客様に責任者のパイロットに謝りにくるよう怒鳴られ、着陸ギリギリまでトラブル対応に追われた事があります。

着陸予定の空港周辺で地震が発生して急遽着陸見合わせや、ギャレーやトイレから大量の水漏れが発生したり、泥酔したお客様にお酒をお断りしたら激高され脅迫された事もあります。

どんな時も様々なリスクの中で最優先事項を割り出し臆さず毅然として判断を下さなければなりませんが、はやりただならぬ緊迫感で手に汗握っていた事もありました。もちろん経験を積むと共にもちろん慣れてくると思いますし、CA歴が私よりずっと長い大先輩にもなればここまで緊張はしないかもしれませんが、これがCAをやっていて一番大変だったことですね。

A. 客室乗務員をしていて大変だったことは、「時間管理」と「人間関係」です

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca2完成ユカさん

大学卒業後、客室乗務員として国内大手航空会社へ就職。人材サービス会社の事務職を経て、現在はフリーランスのライターとして活躍中。

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客室乗務員をしていて大変だと思ったことは、「時間管理」と「人間関係」です。

私はお酒が大好きで、恥ずかしながら毎日のように晩酌をしていました。ですが、ご存知か分かりませんが、客室乗務員はフライトの12時間前以降は禁酒。何時までは大丈夫だと逆算しながら飲んでいました。

睡眠についても同じで、明日は何時の出社だから何時起き、じゃあ今日はこの時間までには寝ようということを毎日毎日繰り返していました。もちろんこういった時間管理も「慣れ」なのですが、退職した今、面倒なことをよくやっていたなと当時の自分を感心します。

休日についても、スケジュールの発表までは、有休や毎月の決まった公休以外は分からないので、まったく予定が立てられません。また仕事が終わる時間(オフタイム)もスケジュール通りではないので、早く終わる!と友人と遊ぶ予定をしていても、急にフライトの予定が入りドタキャンしてしまうこともありました。

また人間関係については、特に国内線乗務時、毎回違うクルーとフライトすることが多く、入ったばかりで右も左も分からないうちは緊張の繰り返しでした。今日のチーフパーサーはいい人かな?優しい人だといいななどと、同期と情報交換をしたりしていました。

経験を積んでからも、お互いに初対面の人が仕事をするのですから、最初はよそよそしくなってしまうのは当然なんですよね。馴染めないクルーだと孤独を感じることも結構あり、同期や知り合いとのフライトや会った時の嬉しさはひとしおでした。

そのおかげか、客室乗務員は世界中どこでも一人で行ってしまうと言われます。自立しすぎると男の人が逃げていくそうなので、ほどほどにしないといけませんね。(涙)

A.客室乗務員の悩みの種、それは「睡眠」と「職業病」です

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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憧れだけでは続けることができないと言われるほどのハードワークが続くCAの仕事。 中でも、一番つらいのは決まった睡眠時間が取れないことと頭痛です。

深夜からの勤務や、早朝からの勤務、その反対に深夜までの勤務など、勤務のパターンは日によってバラバラ。国内線は1日に3便飛び、約10時間の勤務。国際線になると12時間を超えるフライトや15時間の時差がある国へ飛び回り、特に繁忙期の満席のロングフライト後には、休む時間もなくお客様のリクエストに対応し続け、げっそり…なんてことも。

旅行などでロングフライトを経験したことがある方はわかると思いますが、気づけば30時間以上起きっぱなし、疲れて眠りたいのに眠れない、という日が続くのです。その結果、昼夜が逆転し睡眠障害になることもありました。

もうひとつは、睡眠不足と気圧の変化からくる頭痛です。CAの仕事を始める前も偏頭痛などがありましたが、上空で起きる頭痛にはなぜか頭痛薬が効かず悩まされました。締め付けられるような痛みが続き、時には吐き気を催すことも。

色々と試すうちにたどりついたのが、頭痛薬ではなく酔い止めを服用するということ。空酔いではないのだからと敬遠していたのですが、上空で気圧の変化によって起こる頭痛には酔い止めが効き、以来フライト中の頭痛に悩まされることはなくなりました。

一度陥るとなかなか抜け出せない不眠サイクル。アロマオイルやステイ先での適度な運動、ショーアップタイムに関わらず同じ時間に起床する、休日の過ごし方を変えてみるなど様々な工夫を凝らし、少しでも長く質の良い睡眠をとる努力を続けて体力の回復に努めるなど、体調管理には特に気を遣いました。

睡眠不足や頭痛でヘロヘロになりながらも、やりがいが多いCAの仕事です。「私、いつでもどこでも眠れるよ!」という同僚もいましたが、そういう人は、CAの仕事に向いているかもしれません。

A.客室乗務員の本音。大変なのは、仕事よりも…?

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca5美咲さん

大使館での秘書業務を経験後、海外エアラインの客室乗務員に転職。結婚と夫の海外赴任に伴い、客室乗務員を退職し、現在はヨーロッパ在住。

 

CAの仕事はやりがいもありますが、大変なこともたくさんあります。お客様には華やかな部分しか見せないので、CAは華やかに見えるかもしれません。

大変なことといったらやはり体力でしょう。昼夜逆転、フライトによっては15時間フライトなんていうこともあります。もちろん途中休憩もありますが、お客様がコールボタンを押せば即座に参上。お客様のオーダーを聞いているとほかのお客様からもご要望が…機内を行ったり来たりです。

そして意外にも多い重労働。エアラインによっては荷物をコンパートメントに挙げるのはCAの業務外なのですが、それでもやはり、お客様の中にはCAの仕事であると期待されていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。他にもカートをセッティングしたりと予想以上に大変です。

また、あまり嬉しくないのがお客様からのクレーム。こちらのミスでしたら本当に心から謝れるのですが、自分のミスでなかったり、自分ではどうしようもないこと、例えば飛行機の遅れなどでお叱りを受けてももうどうしようもありません。

もちろん、その場ではうまく取り繕ってお客様に快適にお過ごしいただけるように全力を尽くしますが、心の中ではへとへとです。お客様が怒りを収めてくれるよう祈るばかりです。飛行機という狭い空間だからかストレスが溜まり、ここぞとばかりに怒りをあらわにされる方も中にはいらっしゃるようです。そんなことがあっても、機内では笑顔で疲れた顔を見せずに接客をする、そんな根性が必要です。

最後に、職場はやはり女性中心ですので女性特有のグループができたり、陰湿ないじめ(幸い私の勤務中にはまだ起こっていません)があることです。大人なのに、と思われるかもしれませんがCAは皆さん勝気な方が多く、ストレスも多い職場ですので嫌なことがあってもすぐに気持ちの切り替えができることが大切です。

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