客室乗務員の仕事のやりがい・魅力はどんなところにありますか?

客室乗務員の仕事のやりがい・魅力

将来、客室乗務員を目指したいと思っていますが、実際に客室乗務員として働いたことがある方に、お仕事のやりがい・魅力を聞きたいと思っています。

色々なところを飛び回ったり、たくさんのお客様に対するサービスなど、やりがいが多くあるのではないかと思っていますが、どんなところに魅力がありますか?

A.毎週異なる国や文化に触れて新しい世界を発見できるところです。

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca4涼子さん

国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、結婚に伴いヨーロッパでの海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。

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客室乗務員という仕事をしていて思ったのは、普通ではありえないような非日常が日常だということです。今週はシンガポールと北海道、来週はシカゴ、再来週はパリ、というようなスケジュールを普通にこなしていましたので本当に文字通り世界は小さいと感じていましたし、欧米へ飛ぶのも「あ、今週もまたパリだ」と、ちょっとそこまで行ってきますというような感覚でした。

このような経験はフライトクルーだからこそ経験できたものですし、海外をたくさん見て、その地の文化や人に触れて新しい刺激を受けたり、日本の文化を逆に再発見したり、とにかく毎フライトが楽しかったです。

もちろん日本にまだ入ってきていない人気ブランドや海外コスメを現地価格で買えたり、本場のミュージカルを見に行ったり、ワイナリー見学に参加したり、ステイ先での楽しみも本当に多いですね。私はアンテイークマーケットが大好きで、よくひとりでローカルなマーケット巡りをしていました。

また、とにかくCA・お客様ともに初対面の場面が多いですので多くの人と接するのが好きな私にはとてもやりがいのある仕事でした。

通常のオフィスワークであれば、毎日同じオフィスで同じ同僚や上司と顔を合わせる事になると思いますが、CAの場合東京ベースだけでも5000~6000人もいましたので、フライトバターンによって毎回違うクルー編成となります。もちろんお客様も国内線であれば1日3便ごとに変わりますし、初対面だからこそ、挨拶の仕方や最初の印象などサービス業としては学ぶ事が多かったですね。

もちろん初めは自分が一番下で周りは皆初対面、しかも先輩ばかりでしたので、ブリーフィング時などとてつもない緊張から敬語もつっかえてしまいうまく話せず大変でしたが、そんな環境や仕事に慣れてくると逆に人が入れ替わる事でリフレッシュできましたし、例えば前回ミスした事も次に引きずらずにまた笑顔でサービスできたりしました。人と接する事に臆せず、さらに社交的になれたと思います。

A. 客室乗務員という職業の魅力は、女性としてステップアップできる環境があること

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca2完成ユカさん

大学卒業後、客室乗務員として国内大手航空会社へ就職。人材サービス会社の事務職を経て、現在はフリーランスのライターとして活躍中。

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エントリーシートを思い出す質問ですね!(笑)

実際に客室乗務員になった今、やりがいや魅力を考えると『早期にステップアップができること』でしょうか。客室乗務員の特性上、女性の多い職場なので必然的に結婚や出産しても続けやすい環境があります。

加えて女性の管理職も多く、同年代と比べてマネジメントや役職へのステップアップが早いと感じることがあります。

例えば国内線のチーフパーサー業務は、大手の航空会社であっても20代で経験します。まだまだ女性の社会進出は難しい中で、保安面でもサービス面でもそのフライトをまとめる責任者として、若年層の女性が任せてもらえるなんて一般企業では考えられません。

それだけに苦労も多く、理不尽に怒鳴られたり怖い思いをすることもあります。私も「責任者を呼べ!」と言われて行ったら余計に怒られたことがあります。そのときは、建前だけでも貫禄のある客室乗務員を出したほうがいいのになと思っていましたが、早期に責任あるポジションを任せてもらえるのは信頼の証。性別も年齢も関係なく、やる気さえあれば上を目指せる環境は素晴らしいと思います。

少し触れましたが、結婚や出産がキャリア育成の足かせとならないところも魅力の一つです。早期にステップアップし、家庭を持ってからも第一線で活躍する客室乗務員の方はたくさんいらっしゃいます。育児休暇や介護休暇、退職後の再雇用においても、現役時代のポジションをそのまま適用しますので復職もしやすいのだと思います。

女性としての価値を理解し、適正に評価してくれるところが客室乗務員の魅力であり、やりがいにつながると思います。

A.客室乗務員になると、仕事のやりがい以外に特典がありますよ(笑)

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca5美咲さん

大使館での秘書業務を経験後、海外エアラインの客室乗務員に転職。結婚と夫の海外赴任に伴い、客室乗務員を退職し、現在はヨーロッパ在住。

 

CAのやりがい、これは人それぞれかと思います。CAの中には、憧れの職業であるキャビンアテンダントを、仕事としてできていること自体がやりがい、と思っている方もいらっしゃいます。

私のやりがいは無事にフライトが終わること、でした。もちろんその中でお客様に「ありがとう」といわれればとても嬉しいのですが、そのように直接御礼を言ってもらうことを目標としてしまうと自己満足な接客になってしまいがちです。

私はそれよりもクルーとうまくコミュニケーションが取れて、何もクレームがなく、ハッピーフライトで終わるとあぁ、やったな…というほのかな満足感が生まれます。とはいえこのやりがいは一瞬だけですぐにまた反省と実践の繰り返しなのですが…。

CAの仕事の魅力というか、特典といえば、やはりチケットディスカウントでしょう。自社、エアラインによっては提携している他社のフライトチケットがかなりの割引価格で買えます。なので休みを利用して海外旅行!という夢のような生活が楽しめます。これがなんといっても一番のメリットといえるでしょう。海外旅行に行きまくり、なんて他の人からみたら羨ましく思えるような生活ですね。

フライトではお客様に渡航先のお勧めのレストランや場所を聞かれることも多いので、自分で旅行中においしいレストランなどを探してお客様にお伝えする、なんてこともよくありました。また空港を降りてからの携帯SIMの購入できる場所や市内への出方、などどんなことをお客様が知りたいか考えるようになります。

CAをしているとすべての生活が接客に通じてきているような気がします。お客様のことを常に考えて行動する。これこそがCAのやりがいなのかもしれません。

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