キャビンアテンダントの髪色や航空会社ごとの規定はある?どこまで厳しい?

キャビンアテンダントの髪色と聞いてみなさんはどのような髪色を思い浮かべますか?おそらく多くの人がキャビンアテンダントと言えば「黒髪」というイメージを持っているのではないでしょうか?

ヘアカラーリングが当たり前になり、流行や季節に合わせて髪色を変えるという人も多く、黒髪の人を見かけることの方が少なくなってきているかもしれません。そのため、黒髪の人を見かけると「キャビンアテンダントかな?」と思うとの声があるほど、キャビンアテンダント=黒髪のイメージがあるようです。

では、実際はどうなのでしょうか。そこで今回は、キャビンアテンダントの髪色について解説していきたいと思います。

キャビンアテンダントの髪色について

キャビンアテンダントの髪色や航空会社ごとの規定はある?どこまで厳しい?

航空会社ごとの規定

キャビンアテンダントは機内で多くの乗客と接するだけでなく、会社のフロントラインで働く会社の顔としての役割があります。そのため、誰からも好感を持ってもらえるような清潔感のある印象作りに不可欠な身だしなみ、メイクや髪型と同じように、多くの航空会社において髪色についても細かな規定や基準を設けています。

日系航空会社では、日本カラーリング協会のカラーリングスケールに沿った規定を設けており、自然な髪色であればカラーリングは可となっています。かつては、黒髪でなければならないという規定も多かったのですが、現在では雰囲気が優しく見えるような自然な茶髪は許可されるようになりました。

また、LCC航空会社では髪色についての規定はそれほど厳しくなく、清潔感があり乗務に支障がなければ髪色は自由としている航空会社もあるなど、その規定は航空会社により多少の異なりが見られます。

外資系航空会社の髪色の関する規定はその国によって違いがあり、アジア系や中東系では比較的しっかりとした規定を設けていますが、もともと様々な髪色を持つ人が存在する欧米系では髪色は個性であることと、自由な判断を個人に委ねるということが重要視されているため、髪色に関する規定はあまり設けられていません。

フランクで自由なイメージを持つことが多い外資系航空会社ですが、異なる国の文化や習慣を持ち込むことによって基準が乱れてしまうことのないよう、多国籍のクルーが所属する航空会社ほど細かな規定を設けている傾向にあります。

エアライン受験時の髪色

入社試験を突破し実際に乗務をするようになれば身だしなみの規定やマニュアルがありますが、エアライン受験時にはどのような髪色が良いか迷ってしまうという人も多いと思います。

エアライン受験時に重要なのは、身だしなみ・髪色・髪型・メイクなどを含む第一印象です。会社説明会に参加する際や書類選考で写真を送る際にも、身だしなみチェックとして髪色もチェックされています。

また、書類選考用の写真を室外で撮影する場合には、室内よりも髪色が明るく見えることがありますので、カラーリングしている人は黒髪またはできる限り地毛に近い自然な色に戻しておきましょう。

エアライン受験の際には、実際に乗務しているキャビンアテンダントの髪色を参考にしてみるのも良いでしょう。

キャビンアテンダントは髪色のカラーリングは禁止?

キャビンアテンダントの髪色や航空会社ごとの規定はある?どこまで厳しい?

黒髪のイメージが強いキャビンアテンダントですが、キャビンアテンダントを目指す人からは、「髪色のカラーリングはできないのでしょうか。」という質問も多く聞かれます。

日系航空会社の場合、日本カラーリング協会のカラースケール6号程度の自然な色であればカラーリング可となっている航空会社が多く、自然な色であれば茶髪でも構わないとなっています。

ちなみに日本カラーリング協会のカラースケール6号程度というのは、機内の照明下では黒髪に見えるが、太陽の光が当たればやや茶色く見える程度の髪色で、真っ黒の髪色より雰囲気が柔らかく見えるとも言われています。

キャビンアテンダントは、カラーリングが可能と言っても極端に明るい髪色にできるというわけではありません。そのため、基本的にはカラーリングは行わず、白髪が目立つ場合には白髪染めのみを行うというキャビンアテンダントが多いです。

また、LCC航空会社のように髪色は自由という航空会社もありますが、その場合もカラーリングは一色のみ使用であることや伸びてきたら染めることなど、清潔感をキープするための規定は設けられています。

プライベートでは?

キャビンアテンダントとして乗務をする際には、会社の一員として規定を守ることは大切なことです。しかし、カラーリングしていない髪色はプライベートでは重く見えてしまう、たまには髪色を変えておしゃれしたいという気持ちが芽生えるときがあるかもしれません。

そんなときにおすすめなのが、髪色を変えずに雰囲気を変える方法です。

乗務をする際にはきちっとまとめている髪を下ろしてふんわりとしたシルエットにセットしてみる、ヘアアレンジを加えて軽さを出してみるなど、プライベートでもカラーリングしていない地毛の色を楽しむ工夫をしてみましょう。

また、髪色が暗いためにきつい印象を与えてしまうという人は、明るい雰囲気や柔らかい印象を与えるために、肌のお手入れにも力を入れてみると良いと思います。

肌荒れやくすみがあるとそれを隠すためにメイクが濃くなりがちですが、しっかりとお手入れを行い素肌のキメを整えて透明感を出すことで雰囲気がぐっと優しくなります。

ぜひ日々のお手入れにも力を入れて、地毛の色を生かした明るく柔らかい雰囲気を作ってみてくださいね。

キャビンアテンダントの髪色や航空会社ごとの規定はある?どこまで厳しい?

まとめ

いかがでしたか?多くの乗客に第一印象で好印象を与えることと清潔感が重要なキャビンアテンダントには、メイクや髪型だけでなく髪色にも細かな規定が設けられていることをお分かりいただけたと思います。

これからエアライン受験を目指しているみなさんは、航空会社が髪色のカラーリングを禁止している理由やなぜ明るい髪色は許可されていなのかなど、キャビンアテンダントの髪色の重要性についても考えてみてください。

中には、髪色でおしゃれを楽しみたいという人もいるかもしれませんが、おしゃれをすることとキャビンアテンダントにふさわしい身だしなみに整えることは違うということを覚えておいてくださいね。

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この記事を書いたキャビンアテンダントは・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントへ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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