12月も中旬に入り、今年も残すところあと2週間となりました。忘年会シーズンの到来ですね!そこで今回は、忘年会でよく利用する居酒屋でも使えるCA流お食事マナーを伝授したいと思います。
ちょっとした気遣いで、イメージアップにもつながり、職場の上司や先輩・同僚と、来年もさらに良い関係を築くことができるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。
着席位置を知ろう
まずは基本中の基本から。居酒屋などで多いお座敷のお部屋では、出入り口からもっとも遠い席が、上座になります。上座に座っている人の右隣が二番目、左側が三番目という順番になります。そして、出入り口にもっとも近い座席が、セニョリティのもっとも低い人になります。
テーブル席でも基本的には同じです。新人の頃は、出入り口に一番近い場所に座っておけば間違いありません。どんな場所でも、さっと上座を見極めて、セニョリティの高い上司や先輩をスムーズに席に案内できるようにしましょう。
メニュー選び
上司や先輩など普段あまり食事をご一緒しない人たちとの忘年会では、どんなものを頼めばいいの?と悩んでしまいますよね。そこで重要なのが、料理の基本である5つの味です。
5つの味とは、甘味、塩味、苦味、酸味、旨味のことで、この5つの味をうまく組み合わせてメニュー選びをするとよいで賞。また、肉類、魚類、野菜類をバランス良く選ぶことも大切です。その際、季節の食材を中心に選ぶとよりスマートです。
お酒の注ぎ方
CAの初期訓練でしっかりと学ぶことのひとつに、お酒の注ぎ方があります。ビールを注ぐ時には、右手で瓶の底を持ち、左手を傾けた瓶にそっと添えましょう。その際、飲み物のラベルが相手に見えるように瓶を傾けることが重要です。
ビールは注ぐスピードによって泡の立ち方が変わってきます。最初は勢いよく傾け、徐々に注ぐスピードを緩めると、上手に泡を立てることができますよ。
熱燗などの日本酒を注ぐ際には、基本的な持ち方はビールと同じですが、徳利の首部分はつかまないようにしましょう。また、徳利を支える左手が天井を向かないように、そっと斜めに添えるよう気をつけましょう。
ワインを注ぐ場合にも相手からラベルが見えるようにします。ボトルの底を持ち、静かにボトルを傾け、音を立てないように注ぎます。この際、ワインが泡立たないように、そっと注ぎましょう。
乾杯の音頭
みんな揃って乾杯!となった時、乾杯の音頭を取っている人よりも高い位置にグラスを上げないことが重要です。複数人でグラスを合わせる場合も同様に、乾杯の音頭をとった人よりグラスを上に上げないようにするのがマナーです。
海外では、乾杯の際、相手の目を見てそらさないようにすることも重要とされています。日本人にとっては少し照れくさいかもしれませんね。
目配りと気配り
目配りと気配りはCAの業務の基本です。同じ食事の席の人のグラスが空きそうだと気付けるようになりましょう。空いたお皿があれば、下げてもらうよう声をかけるなど、空のグラスやお皿がテーブルの上にいつまでも置いたままにならないよう気を配りましょう。
その際に、「もうお酒はじゅうぶん。」と思っているような人がいれば、「他の飲み物はいかがですか?」と、声をかけてあげるときっと喜ばれますよ。
帰り際の挨拶
忘年会などの飲み会の席では、基本的には上司や先輩より先に席を立つことは失礼とされています。しかし、どうしても先に帰らなければならないこともあるでしょう。そんな時、帰り際の挨拶をスマートに行うことで印象良く去ることができます。
周りが盛り上がっている最中に、席を立つことで周りを白けさせてしまわないよう、そっと席を立ちましょう。その際、「お先に失礼いたします。今日はありがとうございました。」の言葉を忘れずに伝えましょう。
しかし、全員に挨拶をすると帰りにくくなることもあります。その場合には、必ず一番目上の上司にだけはきちんと挨拶を行うようにしましょう。次の日に会社であった際にも「昨日はお先に失礼してすみませんでした。」と一言伝えると、より印象もよくなります。その場限りではなく、次の日のフォローも忘れるに行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?これからますます増える忘年会などの飲み会シーンで使える、CA流お食事マナーをお送りました。
日頃どれだけ仕事ができても、飲み会やお食事の席でのマナーがなっていないと残念ですよね。飲み会も仕事のひとつと割り切って、気遣いのできる女性を目指しましょう。
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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・
桜子さん
海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。