リニューアルされる全日空(ANA)の機内安全ビデオ、もうチェックしましたか?その他エアラインのユニークな機内安全ビデオもご紹介

飛行機に乗ると必ず離陸前に放映される機内安全ビデオ。皆さんはしっかりとチェックしていますか?

先日、ANAやAIR DOが機内安全ビデオのリニューアルを発表しました。

近年、世界の各航空会社が機内安全ビデオにより集中して視聴してもらうため手の込んだユニークな機内安全ビデオの作成に力を注いでいます。

その背景には、「毎回同じで飽きた。」「特に注意して視聴してない。」と、フライトを利用するお客様の多くが機内安全ビデオを最後まで視聴していない現実があるからです。

そこで今回は、機内での安全に関わる大切な情報を伝える機内安全ビデオに注目してみたいと思います。

機内安全ビデオとは?

キャビンアテンダント なりたい

機内安全ビデオは、離着陸時の注意や緊急時の対応など機内での安全に関わる大切な情報を説明するために放映しており、全フライトで必ず放映するよう法律で義務付けられています。

モニターのない飛行機では客室乗務員がデモンストレーションを行って周知しているほか、すべてのシートポケットに備えられた安全のしおりとともにお客様に必ず目を通してもらうようにお願いしていています。

機内安全ビデオの放映が終了するまでは飛行機は離陸できないことになっており、客室乗務員は離陸準備を進めるとともにお客様に集中して視聴してもらうよう促すことが重要になっています。

リニューアルされる機内安全ビデオ

ANAが作成した新しい機内安全ビデオは日本の伝統芸能である歌舞伎をテーマに、客室乗務員と歌舞伎役者が共演するという斬新なものとなっています。

出演する客室乗務員や音楽が異なる3つのパターンを作成し、機内での安全に関する大切な内容をわかりやすく伝えています。

現役客室乗務員と歌舞伎役者の共演は、日本人だけでなく外国のお客様にも興味を持って見ていただけることでしょう。

また、10年ぶりの制服リニューアルにともなって同じくリニューアルしたAIR DOの機内安全ビデオは、親しみやすいキャラクターを用いたオールCGで製作されています。

子供から年配のお客様、異なる言語を使用するお客様など幅広い層の誰が見てもわかりやすいような構成にしたり、字幕をこれまでより1.2倍の大きさにしたりすることでより見やすい内容になっています。

ユニークな機内安全ビデオをご紹介

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これまで各航空会社ともに定型化されたちょっと堅苦しい機内安全ビデオを放映していました。

最近はより注目されやすくするために著名人を起用し、それぞれの国の文化やスポットを紹介したり、アニメーションや音楽にも力を入れたりするなど、エンターテイメント性を重視した内容の機内安全ビデオが増えています。

では、モニターから目を離せなくなるユニークな機内安全ビデオをいくつかご紹介しましょう。

KLMオランダ航空

KLMオランダ航空の機内安全ビデオは、オランダの陶器デルフト焼きを使用し、タイル1枚1枚に客室乗務員のイラストを描きコマ撮りして仕上げたものです。

使用したタイルは1000枚を超え、コマ撮りして動画に仕上げた機内安全ビデオは世界初とのことです。

ニュージーランド航空

ホビットをテーマにした機内安全ビデオをはじめ、ラグビー チームとのコラボやハリウッド俳優を起用したユニークな機内安全ビデオで注目されているニュージーランド航空の機内安全ビデオの最新バージョンは、ラップとダンス。

ニュージーランド出身の俳優やミュージシャン、ニュージーランドのコミュニティグループなど総勢600人以上が出演し壮大なスケールに仕上がっています。

カンタス航空

カンタス航空の機内安全ビデオは、オーストラリア全土の絶景とその地域に住むオーストラリア人の日常を紹介したものとなっています。

人々のあたたかさと美しい絶景でオーストラリアのプロモーションにもつながる内容です。

他にもスターフライヤーは機内の安全を守るオリジナルキャラクター「STARFLYER MAN」を用いた機内安全ビデオや乗務員がダンスをしながら機内の安全について紹介するミュージカル風の機内安全ビデオを放映するアメリカのヴァージン・アメリカ航空も有名です。

また、フィリピンの格安航空会社セブ・パシフィック航空では乗務員がダンスをしながら機内でデモンストレーションをして注目を浴びています。

まとめ

いかがでしたか?

どれもエンターテイメント性に富んだユニークな仕上がりで乗客が興味を持ちながら集中して視聴してくれる内容となっています。

航空会社によっては1年ごとにテーマを変えて作成したり、使用する飛行機に合わせていくつかのパターンを作成したりすることで、何度利用しても飽きずに見てもらえるような工夫も行なっています。

客室乗務員を目指すみなさんも次回飛行機を利用するときにはぜひ機内安全ビデオに注目してみてくださいね。

また、機内安全ビデオを視聴するときは緊急時に備えてイメージトレーニングを行いながら視聴すると良いでしょう。

非常口の位置、脱出経路、ライフベストの着用方法や酸素マスクの使い方など、「何度も飛行機を利用しているから知っている。」と思うことなくイメージしながら視聴することを心がけてみてくださいね。

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この記事を書いたキャビンアテンダントは・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントへ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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