秋は睡眠の季節!元客室乗務員が教えてくれる快眠方法

客室乗務員という仕事柄、生活のリズムがバラバラで、体内時計が狂ってしまう、疲れているのになかなか眠りにつけないなど、睡眠に関する悩みを持っている人は少なくありません。

睡眠不足が続くと、体調にも影響が出てしまい100%の力でフライトに臨むことができなくなってしまいます。

今回は、いつでもどこでもゆっくりぐっすり眠るためにいろいろと試した中で、おすすめの快眠方法をお教えします。

1.光のコントロール

自然な眠りを誘う作用があると言われる脳内物質メラトニンの分泌は、光によってコントロールされています。体内時計が狂ってしまうとメラトニンの分泌が減り、眠りにつきづらくなると言われています。

そこで、睡眠前1〜2時間前には蛍光灯を消して間接照明で過ごすことで、メラトニンの分泌を促します。ヨーロッパの夏は日照時間が長く、21時頃でも明るいことがあります。ホテルには遮光性のあるカーテンがありますので、早めにカーテンを閉めて部屋を暗くすることで自然に眠りを誘うようになります。

また、スマホやパソコン、液晶テレビの画面から発せられるブルーライトは睡眠障害を起こしやすいと言われています。眠る前にはスマホやパソコンなどの使用を極力控えるようにすると効果的です。光をコントロールすることで、狂った体内時計を調整し眠りのモードへ切り替えることができます。

2.体を温める

体を温めると眠りにつきやすいと言われています。手足が冷えてなかなか寝付けないという時は、ゆっくりお風呂に浸かるのが一番ですが、ステイ先のホテルによってはバスタブのないホテルもあります。

そんな時おすすめなのが簡易湯たんぽです。ペットボトルにお湯を入れて布団の中に入れます。しばらくはポカポカと暖かくスーッと眠ることができますよ。

他に、蒸気が出るアイマスクなどの温感グッズにはリラックス作用もありますので使用している客室乗務員が多いです。

3.香りでリラックス

多くの客室乗務員がステイ先で入手するものといえば、ハンドクリームやファブリックスプレー、アロマオイルやアロマキャンドルなどの香りグッズです。

中でもアロマオイルは様々な香りや用途がある上かさばらないためステイの際の必須グッズです。お風呂に数滴垂らしてアロマバスにしたり、ステイ先でも簡単に使えるアロマストーンを利用して芳香浴を楽しみます。

睡眠前にはラベンダーやゼラニウム、カモミールなどの鎮静作用やリラックス効果のあるアロマオイルがおすすめです。いつでもどこでも好きな香りに包まれるとホッとリラックスすることができます。

4.ハーブティー

疲れているのに眠れないというときにおすすめなのがハーブティーです。リラックス効果や鎮静作用があり、気持ちを落ちつけ眠りやすくしてくれる効果や冷えを和らげてくれるなどの様々な効能があります。

高ぶった気持ちを落ちつけてくれることで有名なのがカモミールティー、睡眠前のリラックス効果があるのはラベンダーティーですが、その両方が入った「リラックス」や「スリープ」というブレンドティーがおすすめです。

ノンカフェインで安心ですし、暖かい飲み物を飲んで体が温まると眠りにつきやすくなります。ホッと一息つきたい時だけでなく、睡眠前の一杯にもおすすめです。

5.お気に入りのパジャマを着る

旅行に行くときにかさばるからとパジャマを持っていかない人も多いようですが、ぐっすり眠るためにはパジャマはとっても重要なのです。パジャマに着替えることで「これから眠る」という意識が生まれ、自然に眠りのモードへ切り替わると言います。

汗を吸い取りやすいコットンやガーゼなどの肌触りの良い柔らかい素材のもの、体を締め付けない程度のゆとりがあるものが良いとされています。ステイ先のホテルでは空調が好みの温度に設定できないこともあり長袖のパジャマは必需品でした。

まとめ

いかがでしたか。いつでもどこでもぐっすり眠るためには、いかに体を眠りのモードへと切り替えていくかが重要です。

時差があっても、眠るベッドが違っても、好きな香りとお気に入りのグッズで快適な空間を作りあげれば心も体もリラックスすることができ、自然な眠りにつけるようになりますよ。ホテルによっては、アロマオイルを用意しているところや、高さや硬さの違う枕を用意していることもありますので、声をかけてみることをおすすめします。

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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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