客室乗務員が住んでいる街はどこ? — 羽田空港編(東京国際空港)

客室乗務員の応募要項の中には、「ベースとなる空港まで公共交通機関を利用して約90分以内で通えること」というように居住地の指定が書かれています。

公共交通機関で約90分というとかなり遠くからも通えるような気がしますが、新人客室乗務員は最初の2、3か月間は毎日初期訓練のためトレーニングセンターに通う必要がある上、チェックアウト後は国内線から飛び始めることが多く、国際線の乗務に比べると頻繁に空港に通わなければなりません。

国内線の乗務パターンでは、早朝勤務や深夜までの勤務、またスタンバイ勤務の際の急な出社のことを考慮して空港近くに住む人が多いです。

羽田空港近くなら同じマンションにCAがいる?

私が暮らしていた東京国際空港(羽田空港)近くのエリアにはやはり空港関係者が多かったです。同じマンションに何人かの客室乗務員が暮らしているということもありました。

客室乗務員の仕事を始めて1、2年経つと仕事や乗務パターンにも慣れて土地勘も付いてきますので、プライベートを充実させたいという思いから、空港から離れたエリアに引っ越す人も多いです。また、国際線に配属になると羽田空港と成田空港の両方に出社しなければいけない場合もあるので、両空港の中間地点あたりに引っ越すという人も多いです。

私は最初に選んだ街を気に入ってずっとその街で暮らしていましたが、近くに住んでいた同期は都心の方へ引っ越して行くことが多かったです。

今回は、東京国際空港(羽田空港)周辺エリアで客室乗務員が住んでいる街をいくつかピックアップしてご紹介します。

1 京急線  羽田空港〜京急蒲田

羽田空港まで乗り換えなしで行くことができる京急線沿線でも最も人気の高いエリアです。このエリアは、空港まで約15分とアクセスが良いこともあり空港関係者が多いのが特徴です。

昔ながらの下町風情が残る商店街に加え、深夜まで営業しているスーパーもあります。駅から徒歩圏内にはかなり多くの一人暮らし用のマンションが建っているため部屋探しの選択肢は充実していると言えます。

また京急蒲田駅から徒歩圏内にはJR線や東急線の駅もある上、空港までは電車とバスの両方を利用できるなど公共交通機関が充実しています。家のベランダからも離発着する飛行機を見ることができる場所もあります。

2 京急線 京急蒲田〜品川

都心へのアクセスもしやすい京急線の京急蒲田から品川の間は、品川に近づくにつれて家賃が高くなるのが特徴です。駅周辺には昔ながらの商店街が並びますが、駅から少し離れると閑静な住宅街も多く、比較的静かなエリアとなっています。

場所によっては京急線とJR線、りんかい線、モノレールなどの複数の線を利用することができるため便利です。このエリアに暮らすと国際線に配属になっても、品川経由で成田空港まで通うことができます。

家族向けの住宅も多いことから、大型のスーパー、ディスカウントショップ、薬局なども充実しています。大きな公園や区の運動施設も多く、暮らしやすい環境にあります。

3 京急線 京急蒲田〜京急川崎

多摩川沿いの長閑なエリアで羽田空港や横浜エリアまでもアクセスがしやすく、川崎駅に出ればJR線の利用もできるおすすめのエリアです。

京急川崎駅とJR川崎駅は地下街でつながっているため雨に濡れる心配もなく、大きなショッピングモールやファッションビルが充実し、プライベートを充実させたい人に人気です。

多摩川沿いには大きな芝生広場やグラウンドがあり、休日には少年野球の練習やゴルフの打ちっ放し、ジョギングやサイクリングを楽しむ人が多くいます 。家族向けのマンションも多いので子供も多く賑やかなエリアです。

ドラマなどのロケ地としてもよく使われているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。多摩川の土手から望む羽田空港の景色がお気に入りでよく出かけていました。

4  JR蒲田・東急蒲田から東急沿線

JR蒲田駅と東急蒲田駅が接続しており都心方面や横浜方面までのアクセスがよく、多摩川沿いの東急沿線には閑静でオシャレな住宅地が多く住みやすいと評判です。

JR蒲田・東急蒲田駅周辺は、区の行政の中心で、区役所、消防署、警察署などの行政施設が多いのが特長です。JRと東急の駅ビルがあり買い物も便利です。

JR蒲田・東急蒲田から京急蒲田までの区間は徒歩またバスとなるため、羽田空港までのアクセスに乗り継ぎが必要になることがネックです。バスの運行時間が電車と比べると短いので早朝や深夜にはタクシーを利用しなければならないことも多いようでしたが、休日のプライベートな時間をゆっくり過ごしたいという人には人気のエリアです。

まとめ

いかがでしたか。知らない土地での住居探しは不安が多いと思います。初期訓練中や仕事に慣れるまでは通勤に時間をかけたり、プライベートでいろいろな場所に出かける余裕もあまりなく、家と空港の往復となることがほとんどです。

特に初期訓練の頃は、毎日覚えることがいっぱいで、うまくできなくて落ち込んだりすることも多かったので、近くに暮らしている同期と一緒に勉強をしたり、息抜きできる時間をもてたことは心強かったです。

仕事に慣れるまでは空港周辺で暮らし、余裕が持てるようになったらお気に入りの街を探して引っ越すのもいいかもしれませんね。その頃には土地勘もつき、次はあの街に暮らしたいなという希望も出てくるかもしれません。

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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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