コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える海外へ飛ぶ国際線の豆知識

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コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える海外へ飛ぶ国際線の豆知識

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で大きな影響を受けている航空業界ですが、日本国内各地を結ぶ国内線の運航便数は徐々に戻りつつあります。

多いときには約6割が運休となっていた国内線も、利用客の増加に合わせて7月末までには従来の8割程度を運航再開する予定となっています。

しかしながら国際線は、各国の入国制限などにともない引き続き減便や運休を強いられています。

そんな状況においてもこれまで通りに国際線を運航し続けている路線があります。新型コロナウイルスの感染が拡大する中「国際線を運航しているのはなぜ?」「〇〇の国への運航を止めないのはどうして?」という疑問に満ちた声を聞くこともあります。

そこで今回はそんな疑問も解決すべく、コロナ渦でも海外へ飛行機を運航している理由など国際線の豆知識をご紹介したいと思います。

コロナでも運航を続ける国際路線

コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える海外へ飛ぶ国際線の豆知識

新型コロナウイルスの感染拡大により多くの路線が運休する中でも国際路線の運航を続けている理由は2つあります。

それは、各国邦人の移動や帰国をサポートするためという理由と各航空会社に割り当てられた発着枠を維持するためという理由があります。

国際化が進む中、多くの人が海外に滞在しています。海外空港から日本の航空会社の飛行機に足を踏み入れたとたんにホッとしたという経験をした人もいるのではないでしょうか。仕事や結婚、留学など海外に滞在する理由はさまざまですが、公共交通機関として各国邦人の移動や帰国をサポートするのも各航空会社の役割なのです。

また、主にロンドン、ニューヨーク、パリ、フランクフルトなど日本の航空会社だけでなく世界各国の航空会社が運航を続けている路線があります。

ロンドン、ニューヨーク、パリ、フランクフルトなどは世界で最も航空重要が高く、多くの航空会社が就航を希望する競争率の高い空港です。これらの空港は、例え感染症のような一時的な航空需要の低下があっても各航空会社ともに絶対に失いたくない重要な路線でもあります。

特に競争率の高い空港の発着枠は計画された運航便の8割を運航しなければ他社にその発着枠を奪われてしまう可能性があります。そのため、各航空会社ともに各自の発着枠を維持すべく運航を続けているのです。

乗客なしでも飛行機を飛ばす理由

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で乗客なしでも飛行機を飛ばしているというニュースがありました。「乗客なしで飛行機を飛ばしてどうするの?」という疑問を持つ人が多いと思います。

先日もANAの超大型機A380が3ヶ月ぶりの飛行をしたというニュースがありましたが、飛行機は、運休中であってもいつでも安心で安全な飛行ができるように整備作業を行っています。

そのため、例え運航便数が減り多くの飛行機が駐機場で待機をせざる状況になっても、しっかりと計画を立て運航している路線に投入していたり、運航できる路線がない場合には整備作業として飛行を続けています。

このように定期的に飛行機を飛ばすことで、いつ路線再開が決まっても高い安全性を保った飛行ができるよう各航空会社ともに体制を整えているのです。

運んでいるのは乗客だけじゃない。旅客機を貨物機にアレンジ して海外へ

コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える海外へ飛ぶ国際線の豆知識

世界各国の航空会社で旅客便の減便・運休が続く中、実は需要が伸びているのが貨物便の運航です。

通常、国際貨物は貨物専用機での運航のほか旅客便の貨物室のスペースを利用して運んでいます。普段私たちが利用する旅客便の貨物室にもエアメールや小包などのほか、食料品や医療品など生活に欠かせないものまで多くの貨物を搭載しています。

しかし、旅客便の減便・運休が続き、国際貨物の輸送能力が格段に減りました。そこで各航空会社は、旅客機を貨物機にアレンジして運航を行うという策をとったのです。

例えば、JAlやANAはB787の座席や頭上の収納棚にマスクや医療品などを搭載し運航しています。また、新規就航が決まっていたJAL傘下のLCC航空会社Zip Air Tokyoは運航を予定していた路線へ貨物便として就航しています。

また、世界各国の航空会社でもB787やA350など低い燃料費で長距離運航が可能なB787やA350の座席を外し、貨物便へとアレンジして運航を続けています。

新型コロナウイルスの影響が続く中、各航空会社が国際路線の運航を続けているのにはこうした理由もあるのです。

まとめ

いかがでしたか?コロナ渦でも海外へ飛行機を運航している理由など国際線の豆知識をご紹介しました。

新型コロナウイルスの影響が続く中、各航空会社が国際路線の運航を続けているのを疑問に感じていた人もいるかもしれませんが、各航空会社とも今できることに精一杯取り組んでいます。

どんなに厳しい状況にあっても大空を飛び続けるのが飛行機の使命。各航空会社ともに、できる限り運航を続けたいという思いを持って運航しています。

今後、主にビジネス客を中心に入国制限が緩和されていく傾向にあります。7月に入りJALの羽田〜ヘルシンキ線の新規就航など明るいニュースもありました。これまで減便・運休が続いていた国内線は順次運航再開を行い、また少しずつではありますが国際線の運航線も増えていく予定です。コロナ渦でも負けずに運航を続ける航空会社を引き続き応援して行きたいですね!

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この記事を書いたキャビンアテンダントは・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントへ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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