休日は毎月10日以上?!キャビンアテンダントはどのような生活を送っているの?

なりたい職業ランキングの常連としても知られるキャビンアテンダント。憧れの制服に身を包み機内でテキパキと仕事をこなす様子から、華やかな生活を送っているイメージを持つ人もいるかもしれませんね。

しかし、実際のキャビンアテンダントの生活は意外と知られていないものです。

そこで今回は、キャビンアテンダントがどのような生活を送っているのか、フライトのパターンや休日など、キャビンアテンダントの生活についてご紹介します。

国内線キャビンアテンダントの生活

休日は毎月10日以上?!キャビンアテンダントはどのような生活を送っているの?

フライトパターン

国内線キャビンアテンダントは、1日に3〜4本のフライトを行います。勤務サイクルは4勤2休が基本で、スケジュールは向こう1ヶ月分が前月末に発表されます。

フライトパターンは、初便や早朝便など午前中のフライトを行う早パタと呼ばれるパターンと、午後から最終便にかけてのフライトを行う遅パタの2つのパターンがあり、主に早パタ2日+遅パタ2日の4勤というのが一般的です。

また、国内線のステイは、一泊二日から二泊三日がほとんどで、あまり家を空けなくて済むというメリットがあります。

休日

国内線キャビンアテンダントは、原則として月に10日程度の休日があり、4勤2休の勤務パターンに沿って2連休が入ります。

その他、有給休暇や航空会社によっては年に1〜2回リフレッシュ休暇を取得できるなどまとまった休日が取得しやすい傾向にあります。

働く時間

国内線キャビンアテンダントは月約80~90時間のフライトを行い、地上滞在時間を含めた総勤務時間は月145~150時間程度になります。

大幅な遅延が発生しない限り残業はありませんが、天候悪化や目的地の変更などのイレギュラー時には、フライトが長引いたり急にステイになってしまったりすることもあります。

国際線キャビンアテンダントの生活

フライトパターン

国際線キャビンアテンダントは、月に約5〜6本のフライトが入ります(航空会社によって異なります)。日系航空会社の場合は、国内線のフライトが入る場合もあります。

勤務サイクルは、担当する路線や目的地までの距離によっても異なるため、一泊二日から三泊四日まで様々です。また、路線により勤務開始時間が一定ではない上、フライト時間、時差も異なり決まった乗務パターンがありません。

国内線キャビンアテンダントに比べると、生活はより不規則になり、月の半分は家を空けることになります。

スケジュールは前月末までに発表されるため、どの国へのフライトが入るのかは前もって把握することができます。

休日

国際線キャビンアテンダントは、原則として月10日程度の休日があります。

国際線キャビンアテンダントの休日は、フライト時間や時差に合わせて休まなければいけない時間が決められており、ベースの空港へ帰着後1日〜3日の休日が与えられます。

働く時間

国際線キャビンアテンダントは、月約80~90時間のフライトを行います。長距離路線2本、中・短距離路線3本で約90時間です。

長距離路線では12時間を超えるフライトも多いため交代で仮眠をとりますが、仮眠(レスト)時間は勤務時間に含まれます。

国際線キャビンアテンダントも国内線キャビンアテンダント同様に大幅な遅延が発生しない限り残業はありませんが、天候悪化や目的地の変更などのイレギュラー時には、フライト時間やステイが延長になってしまうこともあります。

飛行機に乗らない日もある?

休日は毎月10日以上?!キャビンアテンダントはどのような生活を送っているの?

キャビンアテンダントは、月に1〜2回スタンバイの日が設けられています。スタンバイとは、急な欠員が出てしまった場合に備えて自宅や空港で待機することです。

スタンバイには空港スタンバイと自宅スタンバイの2種類があり、空港スタンバイでは地上業務のお手伝いなどを行いながら待機します。自宅スタンバイの場合にも、いつ呼ばれても良いように準備していなければなりません。

スタンバイでフライトが入るとその後のスケジュールにも変更が出てくるため、「どの便に呼ばれるのか」「今日は家に帰れるのか」など、スタンバイの間はドキドキです。

海外ステイの過ごし方

国際線キャビンアテンダントの仕事の魅力のひとつは、なんといっても海外ステイです。クルーと一緒に買い物や食事にでかけたり、一人でゆっくりリラックスタイムを過ごしたり、少し足を伸ばして近郊都市へ観光に出かけたりと、比較的自由に過ごすことができます。

何度も同じ都市を訪れるうちによりディープにその都市ならではの楽しみ方を自分で見つけていくことができるのは、国際線キャビンアテンダントの特権です。

やっぱりキャビンアテンダントの生活は不規則?

キャビンアテンダントは苦労が多い?!なるための難しさや大変なことを乗り越えてこそ得られるCAならではのやりがいとは

キャビンアテンダントの生活は、一般職のように何時から何時までという一定の時間に働く仕事ではありません。出社時間・退社時間・勤務時間が日によって異なるほか、国際線では決まった時間に睡眠がとれず時差ボケに悩まされるなど、キャビンアテンダントの生活に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

加えて、土日祝日も関係なくシフトが組まれているため、毎週同じ曜日に休みを取ることも難しく、曜日が決まっている習い事などには参加しづらい傾向にあります。

しかし、1ヶ月先までスケジュールがわかっているため休日の計画は比較的立てやすく、会社の優待航空券を使って旅行に出かけたり、平日の混雑していない時間帯に買い物やランチを楽しんだりと、不規則なシフト勤務だからこそできることもたくさんあります。

キャビンアテンダントは体力仕事?

キャビンアテンダントの仕事は思っているよりも実は体力が必要になります。特に国際線でフライト時間が長い国や時差の大きな国へフライトする場合、長時間勤務に加えて昼夜逆転した生活になってしまうこともあり体力の消耗が激しくなります。

時差がない国内線でも1日に3〜4回のフライトをこなし、その間ずっと動きっぱなしということも多くなります。時にはお手洗いに行く暇すらないということも少なくありません。早朝フライトの日には朝の3時頃に起床することもあり睡眠時間の管理は必須です。

キャビンアテンダントは常に多くのお客様と接し、お客様の安全を守るために五感を働かせ緊張感を持って乗務に臨んでいます。

自分の体調の変化に気づけるようしっかりと自己管理を行い、上手にオンとオフの切り替えを行いながら、フライトの合間にしっかりと体力を回復させることが大切になってきます。
常に万全な状態で乗務するためにも、キャビンアテンダントの仕事は体力が必要なのです。

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この記事を書いたキャビンアテンダントは・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントへ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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