客室乗務員を退職した後は皆さんどのような人生やキャリアを歩まれているのですか?

客室乗務員を退職した後は皆さんどのような人生やキャリアを歩まれているのですか?

航空会社で客室乗務員を経験された方は、退職された後どのような人生やキャリアを歩まれているのでしょうか。

他の航空会社への転職や航空業界以外へ転身される方などいらっしゃるのでしょうか?

A.客室乗務員としての経験を生かし、好きなことを仕事にしています

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ユカさんユカさん

大学卒業後、客室乗務員として国内大手航空会社へ就職。人材サービス会社の事務職を経て、現在はフリーランスのライターとして活躍中。

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客室乗務員としてのキャリアを引退した後は、接客に関わる仕事をする人が多いと思います。人気があるものは秘書や受付などでしょうか。人が好きで、誰かのサポートをする仕事にやりがいを感じ、客室乗務員として培ったコミュニケーションスキルを生かせるような仕事を目指すようです。結婚や出産を機に退職する人がほとんどなので、規則的な勤務体系を好むという傾向もあります。

同じように旅行が好きで旅行会社に就職したり、語学力がある人は海外に拠点を移し、現地のツアー会社や通訳などとして活躍している人もいます。また、接客のプロとしてマナー講師の資格を取り、企業の新入社員向けの講習やエアラインスクールで教壇に立つ人も多いです。

他の職種に比べると、退職した後であっても、飛行機が好き、航空会社が好きという思いを持ち続け、客室乗務員という仕事に誇りを持ってその後の人生を送っています。そういった意味では、客室乗務員やエアライン関係者を育成するための仕事に就くことができるのは、客室乗務員のセカンドキャリアとしては憧れですね。

これを最初の航空会社退職後という場合には、同じように他エアラインの客室乗務員として働く人がほとんどです。客室乗務員は、他のエアラインへの転職が盛んな業種です。国内大手のエアラインを経験していたり、外資系エアラインを何社も経験する人もいます。

A.自分の人生を自分で見つけたい!という衝動から客室乗務員を退職して、今はドイツ在住で子供もいます。

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca4涼子さん

国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、結婚に伴いヨーロッパでの海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。

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客室乗務員の職場でも大抵は結婚、出産、または転職が理由の退職が多いのではないでしょうか。特に30歳手前になる頃、これはきっとどこの会社でもあるのでしょうが同期が皆揃って将来について不安も持ち始めていました。結婚、キャリア等々悩みはそれぞれでしたが。

私ももれなく30歳手前で自分の人生に悩み始めましたが、そこから至った退職理由や退職後の道はちょっと異色だと思います。

当時の上司には、どうしても今すぐドイツに移住してそこで自分の人生を見つけたいので退職を考えていると相談したところ、驚きながらも「あなたらしいわね、頑張ってね。」と言ってもらえましたが、両親は猛反対。わざわざ遠方の東京まで思い留まるよう説得に来た事もありました。結局納得してくれましたが、それくらい今思えばもう無我夢中で突然の決意だったのだなと思います。

なぜドイツかというと・・・一言で言えばとにかく強い縁を感じるからでしょうか。ドイツ人の考え方や生活スタイル、食、環境など全てが自分にしっくりきてストレスが全くないので。

退職してからは無職、無ビザで単身ドイツへ移住し、観光ビザが切れる3ヶ月のうちに何とか現地のアパレル系で就職してワーキングビザをもらう事ができましたが、実際かなりギリギリでした。あと少し遅かったら日本に帰国せざるを得なかったのではないでしょうか。

そしてドイツに移住して3日後に偶然共通の友人の繋がりで知り合ったドイツ人男性が今の主人です。付き合い始めてから6ヶ月で妊娠している事が分かり、10ヶ月後に結婚、あっという間に第一子をドイツで出産しました。そして今は二人目を妊娠中です。

本当は欧州の航空会社にまた応募しようかと思っていたのですが、思わぬ妊娠・出産・子育てで空への復帰は諦め、今は通訳・翻訳・ライターとして仕事をしています。同時にグラフィックデザインの勉強もしていますので、今後はアート関係で仕事を探すか、または大学で一からデザインを勉強する事も考えています。

A.客室乗務員の仕事を通して身につけた資格やスキルを生かして新しい世界で挑戦する人がたくさんいます

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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客室乗務員を目指す女性は多いですが、定年まで飛び続ける客室乗務員は実に一握りです。 そのため、客室乗務員の仕事は、退職や転職が多い仕事として認識されている人も多いのではないでしょうか。

辞める理由は人ぞれぞれですが、特に女性として重要なライフステージのひとつである結婚・出産は、多くの客室乗務員が退職をする理由のひとつに挙げられます。不規則でハード、家を空けることが多い客室乗務員の仕事は、家族の理解がないと長く続けることは難しいのかもしれません。

30人ほどいた同期の中で、現在も現役で飛び続けているのはたった数人です。 その数人は、全員が先任客室乗務員(チーフパーサー)となり、現在もバリバリ飛び回っています。また、生活環境の変化により、別の部署へ移動し地上職として勤務を続けている人もいます。退職した同期は、外資系航空会社の客室乗務員(機内通訳)への転職、結婚や出産を機に退職し主婦業や子育てに専念、異なる業種への転職という人が多いです。世界を飛び回っている客室乗務員という仕事柄、フットワークが軽く、語学もある程度でき、海外へ出て行くことに抵抗のない人が多く、留学や海外へ移住したという人もいます。中には転職したもののやはり客室乗務員の仕事が好きだと気づき、他社の客室乗務員としてまた飛んでいるという人もいます。

「客室乗務員の仕事はもう十分にやりきった」という人や「別のことに挑戦したい」、「好きなことを突き詰めたい」 という前向きな退職者が多く、世界の様々な国を訪れた経験や、客室乗務員の仕事を通して身につけた接遇マナー・コミュニケーションスキル・資格などを生かしながら、それぞれの新しい世界で挑戦している人がたくさんいます。狭き門と言われる中、頑張って就いた客室乗務員という仕事を意外にあっさりと辞めることができるのは、女性ならではかもしれませんね。

A.客室乗務員を辞めた後のことも考えてスキルアップも必要かもしれません!

回答をしてくれたキャビンアテンダント

ca5美咲さん

大使館での秘書業務を経験後、海外エアラインの客室乗務員に転職。結婚と夫の海外赴任に伴い、客室乗務員を退職し、現在はヨーロッパ在住。

 

客室乗務員を辞めた後の人生やキャリアは、かなり人それぞれかと思います。客室乗務員は勤める航空会社にもよりますが、契約満期まで勤務したとしても、一般企業と比較すると早い段階で退職される方が多いと思いますので退職後のことはみなさん気になることでしょう。

結婚されて寿退社された方は結婚生活や子育てに忙しい、という方も多いです。客室乗務員という職業が好きでなったけれども、なんらかの理由で退職された方は地上職員などやはりエアラインに関わる仕事に再就職される方が多い気がいたします。

一方、エアラインからは離れますが、エアラインで培った一流の接客を買われてホテル勤務や企業受付などになる方も多くいらっしゃいます。エアライン経験者向けの就職サイトなどもあるのでそういったところで再就職活動をされる方も多いようです。

すでにエアラインを退職し、一般事務で勤務している同期がいるのですが、CA経験者は一般事務に内定しにくい、とのことでした。その理由としては新卒でCAという独特の世界で働いてしまうと、一般企業の暗黙のルールがわからなかったり、人によってはパソコンが全く使えない人がいるそうです。たとえ既卒で一般事務を経験していたとしても、CAとして働いていた間は業務からはなれているので即戦力として企業としては雇いにくい、とのことでした。そのためCAを退職した後一般企業で働きたいという方はパソコンスキルなど必要なスキルを勉強しておいたほうがいいかもしれません。

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