キャビンアテンダントの休みってどのぐらいあるの!?休日の取り方・勤務時間・休みの日の過ごし方まで全て教えます!

キャビンアテンダントになりたいものの、休みについての情報がなくて不安に思っている方へ。

「お休みってどのくらいもらえるの?」「キャビンアテンダントに長期休暇はあるの?」「お休みの日はどうやって過ごしているの?」といった疑問が、この記事を読めば全て分かります!

筆者の体験談も交えつつ、一般企業とは違ったキャビンアテンダントのお休みのメリットもご紹介します。

キャビンアテンダントの休日について

キャビンアテンダントの仕事内容については調べていても、実際に働くとなると休日についても情報が欲しいですよね?どんな勤務体系になるのか、休日はどんなパターンでどのくらい取れるのか私の体験談を基にお伝えしていきます。

キャビンアテンダントの休みってどのぐらいあるの!?休日の取り方・勤務時間・休みの日の過ごし方まで全て教えます!

キャビンアテンダントの勤務体系

現在、国内大手航空会社では、キャビンアテンダントに採用されるとまず2ヶ月程度の訓練を受け、無事訓練に合格した後、まず国内線から乗務します。乗務は1ヶ月毎のシフトが組まれていて、そのスケジュール通りに乗務していきます。まれにイレギュラーがあった際には、スケジュールが変更になりますが、それは勤務日に限ってのことです。発表されたスケジュールでお休みの日が、急に仕事に変わることはまずありません。国内線乗務の際は、4日勤務で2日オフが基本パターンでした。国内線では、大きく分けて午前出社と午後出社に分かれます。午前出社では始発便からお昼過ぎまで、午後出社ではお昼から最終便までの乗務というパターンでした。

1〜2年国内線で経験を積んだ後、国際線の訓練を受け、両方の路線を乗務することになります。国際線に乗務し始めると、スケジュールはより複雑になります。国際線には深夜便もありますので、勤務時間はより変則的になるのです。

キャビンアテンダントの休日の取り方

キャビンアテンダントは会社から発表されたスケジュール通りに勤務しますので、休日もスケジュール通りです。基本パターンはあるものの、『休日は月に○日以上』と定められており、その日数を確保できていればどんな風に休日を付与しても良いわけですから、4連休であったり、1日勤務で1日オフまた翌日は2日勤務であったりと、スケジュールが発表されるまでいつがお休みなのかは分からないのです。私が現役の頃は、『月に10日以上』との規定がありましたが、ほとんど毎月12日程度の休日がありました。

キャビンアテンダントの勤務時間や勤務体系について

私が勤めていた頃はキャビンアテンダントの勤務は1ヶ月毎に変わり、前の月の下旬に翌月のスケジュールが発表されていました。そのスケジュールには、いつかお休みでいつか勤務かだけでなく、いつどの便に乗務するのかも明記されます。それによって、知りたい日の勤務時間や宿泊地が分かるのです。では、キャビンアテンダントの一般的な勤務時間や勤務体系についてみてみましょう。

キャビンアテンダントの休みってどのぐらいあるの!?休日の取り方・勤務時間・休みの日の過ごし方まで全て教えます!

一般的な日の勤務時間

1日の勤務時間は国際線・国内線でも異なります。国内線の場合、1日2〜4便乗務することが多いです。例えば、羽田—伊丹便と羽田—那覇便では、1時間以上もフライトタイムは違いますが、平均すると勤務時間はおよそ7~9時間といったところでしょうか。

国際線の場合は行き先によってフライトタイムがかなり違いますが、韓国や中国といったアジア線の日帰り乗務の場合の勤務時間は8~11時間が一般的です。 

ロングフライトの場合

到着地に宿泊するパターンでは、本来は勤務時間のカウントは複雑なのですが、分りやすくお伝えするなら勤務時間はフライトタイム+2時間前後だと捉えていただければ良いでしょう。欧米路線では、フライトタイムが12時間を超える場合もありますので、そういった路線では1日14時間も勤務することになりますね。

1週間・1ヶ月の勤務体系

私が勤めていた航空会社では、お伝えしたように4日勤務したら2日お休みというパターンが基本でした。その勤務の4日間は3泊4日でずっと国内のいたるところにステイすることもあれば、最初の2日は国内線で残り2日は国際線ということもありました。もちろん、長距離路線の場合は2泊4日の勤務もあります。6日周期が基本でしたので、つまりカレンダー通りのお休みではないということです。さらに、基本以外のパターンもあり、3日間のお休みや、2日勤務1日お休みなどのスケジュールもあります。

スケジュールは1ヶ月毎に発表されますが、1ヶ月の間でも国内線・国際線どちらも乗務します。決まった路線だけを乗務するわけではないので、「先月は国際線ばかりだったけど、今月は国内線が多いな」ということもあります。勤務時間は『月間○時間まで』と定められているので、国内線と国際線を織り交ぜながら、労働時間を管理されていました。

スタンバイ(自宅待機)とは?

キャビンアテンダントの休みってどのぐらいあるの!?休日の取り方・勤務時間・休みの日の過ごし方まで全て教えます!

キャビンアテンダントの勤務のなかで、他の職業にはない特殊な勤務が『スタンバイ(自宅待機)』です。これは、当日体調不良で乗務できなくなったCAがいた場合や、天候不良等の理由で欠航・行き先変更となったために、次の便を乗務する予定だったクルーの数が出発地で足りなくなってしまった場合等の欠員補充のためのものです。

勤務内容は、スタンバイに割り当てられた時間、要請があればすぐに空港に出られるように準備をして自宅でじっとすることです。スタンバイの間に電話があれば、すぐに出勤して乗務することになります。そして、スタンバイはイレギュラー対応になりますので、国内線か国際線か、日帰りか宿泊かは事前には全く分かりません。ただ、スタンバイの時間をすぎても何の連絡もない場合は、その日の勤務は終了です。例えば、9〜14時までのスタンバイだった場合に連絡が来なければ、14時以降はお昼寝しても外出してもいいのです。

長期休暇はあるの?

私が勤めていた航空会社では年度始めに、その年度の長期休暇が発表されるのですが、連続する6日間のお休みが3回ありました。こちらは日程の希望を出せるわけではなく、会社から割り当てられたものですので、一人一人日程がことなります。また当然ですが、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始といった繁忙期に休暇はまず入りません。

有給休暇はあるの?希望通りに取得できるの?

キャビンアテンダントにも有給休暇があり、「1年あたり○日まで」という形で付与されます。しかし、キャビンアテンダントは働いている人数が多く、フライトに必要な人数も確保しなければならないので、いつでも希望通りに取得できるとは限りません。有給休暇にしたい日の前の月に希望を出すのですが、その日に有給休暇を希望する人数が多ければ取得できないこともあります。土日・祝日がお休みではないので、友人の結婚式に出席するために希望を出しても、あいにくお休みが取れず、泣く泣く欠席になってしまったということは何度もあります。

ただし、上記の長期休暇の前後に有給休暇を取ることも出来るので、上手く取得できれば1週間以上のお休みも実現できます。私の同期はこの方法で最長20日間お休みになったことがありました。

キャビンアテンダントの休みってどのぐらいあるの!?休日の取り方・勤務時間・休みの日の過ごし方まで全て教えます!

私が働いていた時の休日の取り方・過ごし方

キャビンアテンダントはとにかく体力のいる仕事ですので、お休みの1日目は好きなだけ寝たり、次の日が早朝から勤務の場合は、休息を十分に取ったりして体調を整えるような過ごし方をしていました。しかしもちろん、気分転換も必要ですので、友人と食事したり旅行に行ったりもしていました。長期休暇の時期が近い同期と有給休暇を取り合って休みを合わせて、海外旅行へ行ったことも何度もありますし、国内旅行なら日帰りでも行っていました。カレンダー通りのお休みではないので、どこに行くにもオフシーズンの時期であることが多く、混雑していることも少ないですし、旅費が安く済むのは得だったと思います。平日休みなので、役所関係や銀行でも待つことは少ないですし、ネイルサロンや美容院の予約も取りやすいので、1日で用事を全て済ませ、次の日はゆっくりするといった休日パターンもよくありました。

または、土日にお休みが割り当てられることもたまにありましたので、その場合は一般企業に勤めている友人と会っていました。いずれにしても、ハードな仕事ですので、次の乗務も元気に臨めるように、心と体の両方をリフレッシュさせることを意識していました。カレンダー通りのお休みでないことに少し不安を感じる人もいるかもしれませんが、慣れてみればメリットもたくさんあります。メリハリを心がければ、キャビンアテンダントのお休みはとても楽しいものになるはずです!

【JAL】CA&GS 一次選考質問集を無料プレゼント

JAL(日本航空)のCA&グランドスタッフ一次選考質問集(最新版)をLINE登録者に無料プレゼント!

LINE登録でJAL CA&グランドスタッフ 一次選考質問集を無料プレゼント

↑こちらをクリックしてLINE登録後、「JAL面接質問集」をお送りさせていただきます♪

この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca5美咲さん

大使館での秘書業務を経験後、海外エアラインの客室乗務員に転職。結婚と夫の海外赴任に伴い、客室乗務員を退職し、現在はヨーロッパ在住。