【保存版】客室乗務員(キャビンアテンダント)になるには?目指す上でのポイントをまとめました

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【保存版】客室乗務員(キャビンアテンダント)になるには?目指す上でのポイントをまとめました

世界中を飛び回る、客室乗務員の仕事。美しい立ち居振る舞い、質の高いサービス、お揃いの制服を身につけて颯爽と歩く姿を見て、憧れを抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ客室乗務員を目指すとなると、応募資格や必要な条件、どのように情報を集めれば良いのか、どのような試験が行われているのかなど、わからないことが多いと思います。

そこで今回は、これから客室乗務員を目指そうと思っている人にもわかりやすく、客室乗務員になるために必要な基礎知識についてお話ししたいと思います。

客室乗務員になるためには

【保存版】客室乗務員(キャビンアテンダント)になるには?目指す上でのポイントをまとめました

客室乗務員になるには?

客室乗務員になるには、各航空会社の採用試験に合格する必要があります。客室乗務員の採用試験は、毎年募集が出る場合もあれば何年も募集が出ないこともあり、何名程度の募集になるのかもその都度変わるため、常にアンテナをはりめぐらして募集の情報を収集する必要があります。

また、日系航空会社の場合には、新卒・既卒と分けて募集が行われることも多いですが、外資系航空会社の募集には、新卒・既卒という区切りはなく一度の募集で採用試験を行います。

客室乗務員になるには資格が必要?

客室乗務員になるには、特別な資格は必要ありません。各航空会社の募集要項に記載されるいくつかの応募条件を満たしてさえいれば、誰でも応募することができます。

客室乗務員になるために必要な学歴は?

客室乗務員になるために必要な学歴は航空会社によって異なります。 日系航空会社のほとんどは専門学校・短期大学・四年制大学卒以上を応募条件としており、入社までに卒業している必要がありますが、在学中または卒業見込みでも応募は可能です。

また、外資系航空会社においては、キャセイパシフィック航空やシンガポール航空など四年制大学卒を必須としている航空会社がある一方で、エミレーツ航空やエティハド航空、カタール航空のように高卒以上(但し21歳以上という年齢制限あり)で応募できる航空会社もあります。

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客室乗務員への最短距離は?

客室乗務員になれる確率が高い方法は?

客室乗務員を目指している人の中には、専門学校や短期大学へ進学するか、四年制大学へ進学するかということを迷っている人が多いと聞きます。

客室乗務員の採用試験に応募するためには、専門学校・短期大学卒上の学歴が必要となる場合が多いですが、中には四年制大学卒でなければ応募できない航空会社もあり、学歴が足りないために応募を諦めた人をたくさん見てきました。どの航空会社の客室乗務員になりたいのかということでも違ってきますが、より選択の幅を広げるという意味でも四年制大学に通うことをおすすめします。

エアラインスクールには通ったほうがいい?

客室乗務員の募集が出るのは不定期です。多くの航空会社の場合、一般企業の新卒募集のように毎年同じ時期に募集が開始されるということはありません。また、客室乗務員の仕事に就くためには、厳しい訓練と健康と体力の維持などの条件も加わってきます。

エアラインスクールでは、客室乗務員経験者の講師から専門的な知識や受験対策を学ぶことができるだけでなく、募集情報などの最新の情報をいち早く入手することができるというメリットがあります。エアラインスクールに通うかどうかを迷っている場合には、個別相談やスクール見学・体験レッスンなどに参加してみたほうがよいでしょう。

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客室乗務員に採用されやすい人

では、客室乗務員に採用されやすい人はどのような人なのでしょうか。

年齢

日系航空会社では主に年齢制限は設けていません。新卒募集の場合は、20代前半の応募者がほとんどとなりますが、既卒募集の場合は、20代後半や30代の応募者も多く、30代でも客室乗務員として採用されることがあります。

アジア系航空会社ではフレッシュな人材を好み、25歳までを条件としている航空会社もあります。年齢制限を表記していない場合でも合格者を見ると25歳前後を上限としている傾向があります。アジア系航空会社を受験する機会は限られていますのでチャンスを逃さず早めに受験する必要があります。

また、学歴の条件が少ない中東系航空会社の場合は、21歳以上でなければ応募することができません。その他、欧州系の航空会社においては、年齢に関わらず本人の経験や魅力を重要視しているため30代での採用も少なくありません。

容姿

客室乗務員になるには容姿端麗でなければならない?と思っている人もいるのではないでしょうか。それはきっと客室乗務員に憧れを抱いている人にとって、テキパキと仕事をこなす客室乗務員が輝いて見えるからかもしれません。

かつて、空の旅が非常に珍しかった頃には、確かに容姿端麗を採用条件としている航空会社も多かったと聞きます。しかし客室乗務員の仕事は、「サービス要員」だけでなく緊急時の「保安要員」として、体力面と健康面が伴っていることが不可欠です。

客室乗務員は会社のフロントラインでお客様と接する会社の顔です。機内で何かお願い事をしたい時に、話しかけにくい印象の客室乗務員では困りますよね。そのため、各航空会社ともに「話しかけやすい」「安心できる」 などの第一印象を大切にしている傾向にあります。

また、各航空会社によってその会社のカラーに合う人材であること重要視している場合もあります。たとえば、民族衣装や赤色など誰もが似合うとは言い難い色を会社のカラーとして採用している航空会社では、「制服が似合うこと」を基準としており、シンガポール航空やガルーダ・インドネシア航空などでは最終面接時に実際に制服を着用し、会社のイメージカラー、制服がしっくりきているかなどを判断しています。

また、スキンチェックと言って肌の状態を確認する航空会社もあり、これは生活習慣などの健康面が直接現れる肌の状態を見て、健康状態を確認しているとも言われています。

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身長

客室乗務員の募集要項に表記されることが多い条件のひとつ、身長。基準となる身長は各社「160cm以上」というのが一般的です。また、明確な身長が表記されないかわりに「アームリーチ」と言って、「手を伸ばした状態で◯◯cmに届くこと」という条件を表記している航空会社もあります。

これらの条件があげられる理由は、機内の座席上の物入れ(オーバーヘッドコンパートメント、オーバーヘットビン、ハットラックなどと呼びます)の開け閉めを行う際にきちんと手が届くかどうかということを判断するためです。

客室乗務員は、プリフライトチェック(出発前機内安全点検)時に、オーバーヘッドコンパートメント内に収納された機内設備の安全点検を行わなければなりません。また、出発前の限られた時間ですべての手荷物の収納状況を確認しなければなりません。

すべての手荷物が正しく収納されていなければ飛行機を出発させることができないのです。オーバーヘッドコンパートメントに手が届かず、機内設備の安全点検や手荷物の収納状況を行うことができなければ、業務に支障が出てしまうことになります。それを避けるためにこのような身長制限を設けているのです。

しかし、身長が低いからという理由で客室乗務員になるのを諦めることはありません。160cm以下でも客室乗務員として乗務している人もいますし、小型の機材を扱っている航空会社の場合では155cm前後でも客室乗務員として採用されることがあります。身長が低いからと採用試験を受ける前から諦めてしまわずに、とにかくチャレンジしてみましょう。

体力

客室乗務員の仕事は、華やかに見えて実は体力が必要です。それは、緊急時の「保安要員」としての業務があるからです。

採用試験では、体力測定を行う航空会社があるほか「衣服着用のまま25m以上泳げること」というような水泳能力を求める条件があることも多いです。中には、「200m以上泳げること」を条件としている航空会社もあります。水泳が苦手という人は早いうちから対策をとっておきましょう。

視力

客室乗務員が機内で業務を行うにあたって重要視されている条件のひとつに視力があります。フライト中にも立って業務をこなす客室乗務員にとって、悪天候時の急な揺れや緊急時にメガネをかけていることはとても危険なことです。フライト中のメガネの着用を禁止している航空会社があるほどです。

業務に支障が出ない視力の条件として、視力1.0以上という条件をだしている航空会社がほとんどです。外資系の中には裸眼で1.0以上を条件としている場合もありますが、多くの場合コンタクトレンズを装着して1.0以上であれば問題ありません。

英語力

国籍、年齢、利用目的のことなる様々な乗客とお会いする客室乗務員の仕事。特に、国際線での英語力は必須項目のひとつです。

日系航空会社やアジア系航空会社のほとんどが、英語力の基準としてTOEIC600点程度以上をあげています。外資系航空会社の多くは「英語が堪能なこと」を条件としています。また「英語以外にその国の言語を話すことができれば尚可」としている場合が多く、第二外国語ができればアドバンテージとなり、さらにチャンスが広がると考えられます。

「英語が苦手」「英語以外の外国語はできない」という人は、努力次第で身につけることができますので頑張って学習しましょう。

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客室乗務員の倍率は?

客室乗務員を目指すにあたって多くの人が気にしているのが合格率や倍率ではないでしょうか。日系大手航空会社2社が募集を開始すると、新卒募集へのエントリー数は各社10,000名以上、既卒で5,000名程度はあると言われています。昨年度のANAの新卒募集は700名で倍率は14倍程度、JALの新卒募集は350名で倍率は28倍程度、既卒募集が50名で倍率は100倍を超えていたと予想できます。

倍率だけを見ると難易度が高く「選ばれる確率は低いのでは」と自信をなくしてしまう人もいるかもしれませんが、実は倍率はあまり当てになりません。倍率を気にかけるあまり、自分らしさをアピールできなかったと後悔することのないよう、どんな試験でも自分をしっかり出し切れるように準備を行い、勝ち残る力をつけることに集中しましょう。

客室乗務員の倍率・難易度についてはこちらの記事も参考にご覧ください

客室乗務員(CA)になるための倍率・難易度ってどのぐらい?

客室乗務員になるための試験内容

受験シーズン

日系航空会社

新卒の場合は毎年3月頃にエントリーを開始しています(新卒採用が見送られる年もあり)。既卒の場合は不定期に行われるため、常に採用情報をアップデートしていく必要があります。

外資系航空会社

新卒・既卒の枠はなく、採用は不定期です。1年に何度も採用を行う航空会社もあれば、欠員補充時のみ数年に1度という航空会社もあります。

応募書類(エントリーシート)

多くの航空会社でWEBエントリーを採用しています。基本情報の登録だけでなく、学力試験や英語試験を同時に行う場合もあります。また、WEBエントリー後に手書きのエントリーシートや応募書類を郵送する必要がある場合もあり、各航空会社によってエントリー方法が異なるため、しっかりと確認する必要があります。

例えば、ANAは、WEB上でエントリーシートへの基本情報の入力、学力試験、英語試験までを済ませ、通過した人のみを本選考(面接)へ進めるという形をとっているのに比べ、JALは、手書きのエントリーシートにこだわっており、文字やスペース配分などの細かな部分までチェックされる傾向にあります。

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試験内容(筆記試験)

日系航空会社の場合、基本的な学力を見るSPI(言語と計数)形式の筆記試験と英語試験を行っている航空会社がほとんどです。TOEIC600点以上またはGTEC260点以上のスコアを保持している場合には英語試験が免除となる場合があります。

外資系航空会社の場合、英語試験のみを行う場合が多く、実際に機内で必要になる英会話の穴埋めをはじめ、シチュエーションごとにどのようなサービスを行うかを筆記するなど、より実用的な内容となっています。

面接

各航空会社ともに面接試験には時間をかけており、少なくとも第三次面接まで設けているところが多く、しっかりとした準備が必要になります。

*第一次面接(外資系航空会社はビデオインタビューやオンライン面接の場合もあり)では、第一印象、見出しなみや各航空会社のカラーに合うかどうか、客室乗務員としてふさわしいか、語学力等を判断しています。

*第二次面接(グループ面接や英語面接)では、ディスカッションを通して自分の意見を伝えることができるか、コミュニケーション能力、協調性等を判断しています。

*第三次面接(個人面接)では、複数の面接官との面接になり、面接時間も長くなります。より具体的な質問や業務に関わることをはじめ、学生時代に力を入れたことやこれまでに経験したこと、学んだことをどう生かしたいかなど質問は多岐にわたります。

面接時には、どのような質問に対しても応えられる準備が必要なのはもちろんのこと、質問に対する答えだけでなく、受け答えの際の表情や対応力を見ていることが多いため、どのように答えるかも意識していく必要があります。

客室乗務員の雇用形態

正社員?それとも最初は契約社員?

客室乗務員の雇用形態は、入社後3年間は契約社員という条件で採用し、4年目以降に正社員として雇用されるという形が一般的でしたが、2014年にANAが、2016年にはJALが、すべての客室乗務員を正社員として採用することを決めました。

安定した長期的な雇用を行うことで、優秀な人材の確保や人材の早期育成、グローバル化への対応を強化していくことがその理由であると考えられます。現在、契約社員としての雇用が続いている各グループ会社の雇用形態も今後変更されていく可能性があります。

外資系は?

外資系航空会社の雇用形態は、恒久的に契約社員として乗務をしていくことが一般的です。中には1年毎の更新で最長5年までという航空会社もあり、ずっと同じ会社で働き続けるということが難しい状況にあります。

また、外国人として勤務をすることになるため、現地採用の客室乗務員とは契約内容や待遇が異なるという場合もあります。雇用形態や待遇については、各社募集要項にも記載されていますので、応募前にしっかりと確認しましょう。

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意外と知られていない客室乗務員への道

客室乗務員になりやすい航空会社はある?

客室乗務員になりやすい航空会社を探すより、客室乗務員になるには何が必要かをしっかりと考え、明確なビジョンを持って自分の魅力をアップさせることに力を注ぐことが大切です。どんなに大勢の応募者がいても勝ち残っていける力をつけることが、客室乗務員への近道ではないでしょうか。

社会人から客室乗務員に転職という道

既卒採用で客室乗務員になった人たちは、航空業界とは異なる業種から転職している人も多数います。

グローバル化が進む中、各航空会社でも多様性を重要視する傾向にあります。豊かな人間性を持つ多様な個性が集まってひとつのチームとして乗務することで、より幅広いサービスを提供することができるからです。

これまで社会人として培ったこと、経験したこと、学んだことを様々な角度から分析し、自身の強みとしてアピールすることで客室乗務員への転職という道が開けるはずです。また、いつ募集があっても良いように、常に準備を整えておくことも大切です。

客室乗務員になりやすい職種

機内で急病人の対応ができる看護師や、すでに航空業界の知識があるグランドスタッフ(GS)・航空地上職の経験者は、客室乗務員を目指すにあたってアドバンテージになるかもしれません。

しかし、以前どんな職種についていたかということよりも、その職種で身につけたこと、経験し学んだことを、客室乗務員としてどう生かすことができるのかということが重要です。これまでに接客業に携わったことがないからといって、客室乗務員になれないということはありません。

共通して言えることは、皆「人と接することが好き」ということです。家族や仲間、周りの人に思いやりを持って接し、行動することができる人であれば、それまでどのような職種についていたかは関係ないのです。

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客室乗務員を目指している方へ

2016年にアメリカのボーイング社が発表した指標によると、今後20年で必要とされる客室乗務員の人数は世界中で81万4000人。アジア地域では約30万人の客室乗務員が新たに必要とされると予想しています。

世界中を飛んでいる航空機の数は年々増加傾向にあり、誰もが気軽に飛行機を利用してどこにでも行ける時代になっていることがわかります。近年、各航空会社が大量に人材を必要としているのもそのためで、客室乗務員を目指す皆さんにとってもチャンスの幅が広がっていると言えます。

客室乗務員受験の道のりは長く、途中でめげそうになってしまうかもしれません。他の受験生と自分を比べるのではなく、自分の魅力をどんどんアピールできるよう日頃から準備をしっかり行っていきましょう。そして、どんな時でも笑顔で、楽しみながら取り組む姿勢を忘れずに、チャレンジしていってくださいね。

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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社の客室乗務員へ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

詳しいプロフィールはこちら

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