ドイツ在住の国際線CA 涼子さんのライフスタイル紹介

大学卒業後、国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、現在はドイツで暮らしている涼子さんのライフスタイルを紹介します。

ドイツの暮らし

現在私が住んでいるドイツの首都、ベルリン。ここでの生活も間も無く3年半となります。気づけばドイツ人の主人と1歳の息子、お腹には2人目の息子、さらにベルリン郊外に住む大家族に囲まれたローカル生活を送っています。

CAを目指したきっかけ

今は海外でのびのびと子育てを楽しんでいる私ですが、実は全く海外に縁のない両親の元に生まれ、高校生までは飛行機に乗った事もありませんでした。

ですので、CAを目指そうなんて思いもしなかったわけですが、大学3年の時に大学でエアライン講座を偶然受講することになり、最終的に某大手日系航空会社に内定をもらうことができました。

卒業後は東京をベースに国際線に配属となり約9年間乗務しました。

国際線より海外移住!?

世界中を飛び回り刺激の多い毎日でしたが、日本に住みながら国際線を飛ぶより、海外に移住したいと思い始めたのをきっかけに、入社7年目に一年の長期休暇を取得。大好きだったドイツに住もうと思い立ち、敢えて行った事もないベルリンへ語学留学することにしました。

ドイツへの移住

実際にドイツ、ベルリンに移住してみたらこれが大正解。直感ですぐに「絶対ここが一生住むべき街だ!」と感じました。

その1年の休職後は結局10ヶ月だけ仕事復帰したものの、ベルリンへ戻りたくて我慢できず親の反対を押し切り退職願を提出してしまいました。東京のアパートも引き払い、ビザも職もない状態で単身ベルリンに移住するという、今考えれば相当無謀だったなと思います…。

人生の転機はここから

ここからが完全に人生の転機の連続でした。ベルリンに再度引っ越して3日目に偶然共通の友人を通してドイツ人男性と出会い、まさか1ヶ月後に付き合う事になり、半年で妊娠、10ヶ月後に結婚。

移住した当時は「そのうちルフトハンザにでも転職しようかな」なんて考えていたのに全くその暇もなくすでに移住2年半目で2人目を妊娠中。予想外なスピードで私の人生はベルリンにローカライズされ、幸運な事に私の生涯の居場所ができたのでした。

ベルリンという街

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ではベルリンという街について、まず思いつくといったら何でしょう。大抵は政治、ベルリンの壁、冷戦、といったあまり楽しくないイメージではないでしょうか。実際はどうかというと、首都なのに大企業が少ないので経済力も乏しく、主にここにいるのはお金のないアーティストや学生か政治家だけと言われています。

確かに高層ビルの並ぶ金融の中心地フランクフルトや観光地ミュンヘンと違って古い建物や舗装の行き届いていない石畳、グラフィティなどが多く、全く豪華さはありませんが、街中アートや音楽で溢れていて、とにかく自由な街です。

物価も安く、移民が多いので多国籍で、クリエイティブなアーティスト達によって毎日あちこちで色々なイベントが開催されています。特に夏は音楽フェスティバルやカーニバル、ガーデンパーティ、もちろんそこら中ビアガーデンもオープンして最高の季節です。

ドイツ人の性格は?

では実際ドイツ人はどんな性格でしょうか。子供でも自立していてはっきり物を言いますし、意見をしっかり伝えます。曖昧さやニュアンスで意思疎通する日本人にはちょっと溶け込みにくいかもしれませんが私にはこのストレートさがぴったり合います。

またドイツ人は硬いイメージですが、実は人を招いてパーティするのが大好き。特に夏になれば庭でBBQ、ホームパーティ、誕生日パーティ、引っ越し祝いのパーティなど、何かしら毎週末イベントがぎっしり。冬が長く太陽もなかなか出ないので、太陽の出る夏という季節をとにかく大切にします。

日本と異なる「家族のあり方」

家族のあり方も日本と全く違います。特に主人の家族は東ベルリン出身で、お父さんはこの間4回目(!!)の結婚をしたところ。

さすがにこれは稀ですが、もともとパッチワークファミリーが多いので離婚・再婚・もしくは未婚で子供がいる事も珍しくないドイツ。主人の家族は腹違いの兄弟やいとこ、親戚もあわせるとざっと3~40人くらいいるので家族イベントもとにかく多いです。

とくに東ドイツ出身だと共産主義時代の名残りか、西ドイツより家族やご近所さんとの絆が強いようです。

最高の環境で自分らしい生活

涼子さんのライフスタイル

留学していた頃の独身時代は、趣味でよくDJをしたり、カフェを貸し切ってアートイベントをオーガナイズしたり、アンティークマーケット巡りをしたり色々と動き回っていましたが、今は家族中心の生活です。息子と幼稚園の帰りに近所の運河や公園へ行ったり、週末にカフェのテラスでアイスを食べたり、マーケットで買い物したり。

今は現役CA時代と違って飛び回れる翼はありませんが、本当の意味で地に足つけて、最高の環境で自分らしい生活を楽しんでいます。

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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・

ca4涼子さん

国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、ヨーロッパに移住した後に結婚し、海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。

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