チャンスあり?!コロナ禍でも誕生している新しいアジア系航空会社・スターラックス

新型コロナウイルスの影響を大きく受けてきたエアライン業界ですが、ワクチン接種や入国制限緩和が進むにつれて、航空需要は大きく回復傾向にあります。

世界の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)は6月、2022年の世界の航空旅客が前年比約7割増の38億人になるとの見通しを発表しました。これは、新型コロナウイルスの感染拡大前の約8割の水準で、従来の予想よりも回復が早まっていることを示しています。これを受け、2023年には世界の航空会社の損益の合計は黒字化する見込みと予想されています。

日本国内においても、大手航空会社をはじめこれまで採用活動を中断していた航空会社が2023年度入社の客室乗務員(CA)の採用活動を開始しています。

そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大の最中に新設されたアジア系航空会社が次々と日本に就航し始めているのを知っていますか?アジア系航空会社は、日本人客室乗務員を採用することも多く、客室乗務員を目指す人には選択肢の幅が広がる嬉しいチャンスです。

そこで今回は、設立後初となる日本人客室乗務員の採用を開始した台湾の新しい航空会社であるスターラックス航空を中心に、アジア系の新しい航空会社についてまとめます。

スターラックス航空とは?

スターラックス航空(英名:STARLUX Airlines)は、台湾桃園空港を拠点とする新しい航空会社です。コロナ禍においても少しずつ新規就航都市を増やしており、2022年現在、東京、大阪、福岡をはじめ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、マカオなどアジアの都市への国際線を就航しています。

エアバス社の最新鋭機A350やA330neo、A320を導入しており、リーズナブルながら高級感溢れる空の旅を提供し、主にアジア路線の拡大を図っています。今後はワンワールドへの加盟を視野に、数年以内に北米への就航を目指しています。

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スターラックスの採用情報

スターラックス航空は2022年7月、サービス品質を向上させるため、設立後初となる日本拠点の客室乗務員の採用を発表しました。東京を拠点として日本ー台湾間およびその他国際線に乗務する予定です。

これに先立ち、6月には地上職の採用も開始されていましたので、アジア圏における航空需要の動向を見極めながら日本路線のさらなる拡大を視野に入れていることがわかります。また、将来の北米路線への就航においても日本の拠点は重要な役割を果たすと予想できます。

今回の採用は、日本人にも人気の台湾の航空会社でありながら東京(成田)ベース、日本人客室乗務員の一期生とあって多くの応募があると予想されますが、採用人数は48名またはそれ以上と多めで、客室乗務員経験者・未経験社問わず応募可能となっているため、多くの人にチャンスがあります。

スターラックスの客室乗務員の応募資格と選考の流れ

スターラックスの応募資格は、日本国籍または日本の永住資格保持者、性別や経験を問わず、国内外で専門学校・短期大学・高等専門学校・大学または大学院を卒業している人が対象です。

TOEIC600点程度の英語の証明書、アームリーチ210cm、裸眼視力0.1以上、矯正視力1.0以上等の条件はありますが、決して難しいものではありませんので興味のある人はどんどん応募してみましょう。

選考は、オンラインでの応募とオンライン動画の提出ののち、英語でのオンライン面接、対面面接および身体検査が予定されています。内定者は2023年2月から台北桃園のオペレーションセンターにて3~4ヵ月間の訓練およびOJTを受ける流れになっています。

初の日本人客室乗務員採用のため、これまでの採用試験など参考となる情報がないことを不安に感じる人もいるかもしれませんが、前例がないということは誰にでもチャンスがあることでもありますので、自分らしく前向きに採用試験に挑みましょう。

スターラックス航空の採用情報ページはこちら

アジア圏の新しい航空会社

すでにご紹介した台湾のスターラックス航空以外にも、アジア圏では次々に新しい航空会社が誕生しています。アジア系航空会社にとってはアジアで人気の旅行地である日本は重要な就航地のひとつです。今後日本人客室乗務員の採用が行われる可能性もありますので、ここで2つの新しい航空会社を紹介します。

コロナ禍にアジアで誕生している航空会社のコンセプトは、主に中長距離国際線に就航し低価格でも高級感のある空の旅を提供するハイブリッド型で、日本のZipAir TokyoやANAグループの新ブランドAir Japanとよく似たものとなっています。

バンブーエアウェイズ(ベトナム)

ベトナムの複合企業FLCグループが設立したバンブーエアウェイズ(英名:Bamboo Airways)は、ハノイとホーチミンを拠点にコロナ禍でも順調に路線数を増やしています。ベトナム国内線に加え、日本、台湾、韓国、シンガポール、タイなど東アジア、南アジアを中心に、ロンドン、フランクフルトなどのヨーロッパ路線、シドニーをはじめとするオセアニアへと路線を拡大しています。また今後は、ベトナムから唯一となる北米(ロサンゼルスとサンフランシスコ)への直行便運航を開始する予定です。

バンブーエアウェイズのホームページはこちら

エアプレミア(韓国)

コロナ禍に設立され今後日本への就航を目指している韓国のエアプレミア(英名:Air Premia)は、仁川ーチェジュ島間のリゾート路線から運航を開始し、ホーチミン、シンガポールと国際線の路線拡大を開始しています。今度は、日本、南アジアへ路線拡大し、北米、ヨーロッパへの就航を目指しています。

まだ知られていないからCA受験もチャンスあるかも?!

アジア系航空会社は日本路線を重要な就航地に位置付けていることが多く、日本人利用客を増やすためサービス品質に定評がある日本人客室乗務員を採用する傾向があります。

今後、コロナ禍からの回復向けて世界の航空需要が大幅に伸びる中で、新しい航空会社では人員確保が課題になっていくでしょう。

アジア系航空会社をはじめとする外資系航空会社では、採用開始から応募締め切りまでの期間が短いこともよくあります。新しい航空会社の情報や企業研究を進め、いつ採用があってもいいように準備しておくとよいでしょう。

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この記事を書いた人

エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局

東京・福岡の少人数制エアラインスクールCAコンシェルジュの運営事務局・広報スタッフです