客室乗務員になりたい気持ちを自己PRで伝えるには?CA合格者の実例も合わせてご紹介

客室乗務員の採用試験の第一関門であるエントリーシート作成において、もっとも重要といわれる項目のひとつ、自己PR。たくさん届くエントリーシートの中から、採用担当者の目に止まる自己PRを作成するにはどうすればいいのか、悩みますよね。

そこで今回は、「ぜひこの人に会ってみたい」と思ってもらえるような、あなた自身の魅力を最大限に伝える自己PRの書き方のヒントと、合格者の実例をご紹介します。

客室乗務員受験の自己PRについて

高校生から将来「客室乗務員」を目指す際に、進学などどのように考えたら良いでしょうか?

自己PRの重要さ

客室乗務員の募集がはじまると、各航空会社には数千枚、多い場合には1万枚を超える応募書類が届くといいます。そのすべてに目をとおす採用担当者の印象に残る自己PRを作成することが、書類選考突破の秘訣です。

会社や仕事に対するあなたの熱意だけでなく、あなたの人柄や人間性をイメージできる自己PRを作成することで採用担当者に興味を持ってもらうことではじめて、次のステップである面接に進むことができます。自己PRはあなたを知ってもらうための重要な鍵なのです。

自己PRの作成方法

自己分析

自身の魅力がしっかり伝わる自己PRを作成するためには、まず自己分析を行いましょう。

自身の強みやアピールするポイントを見つけられないという人は、学生時代に力を入れたこと、努力したこと、身につけたことなどの項目を書き出してみると良いでしょう。そして、それぞれの項目において共通している能力を探していきます。

例えば、「学生時代に部活に熱心に取り組んだこと」や「ボランティア活動に参加したこと」という項目があるとします。

その2つに共通する能力=チームワーク・協調性・コミュニケーション能力・社交性・適応力・・・など、共通する項目をいくつかあげて分析していくと、自身の強みやアピールできるポイントが見えてきます。

企業研究

自己PRを作成するにあたって大切なのが、各航空会社の求める人材像を理解しておくことです。そのためには、客室乗務員の仕事内容やその仕事を遂行するために必要な能力を見つけていく必要があります。同時に、各航空会社が力を入れて取り組んでいることや最新のサービス、今後の展望などを研究すると、その会社がどのような人材を必要としているのかが見えてきます。

また、機会を見つけてぜひ行ってほしいのがOG訪問です。「客室乗務員として働いている人はどのような人か」、「どのような人と一緒に働きたいか」、「客室乗務員として働く上で重要なことは何か」、「仕事をする上で大変だったことは何か」などを質問することで、その航空会社が求めている人材の共通点が見つかるはずです。

PR文章の作成

自己分析と企業研究を行い自身のアピールポイントをまとめたら、自己PR文章の作成を行います。採用担当者の印象に残り、どのような人か思い浮かべられるような自己PR文章を作成するためには、いくつかポイントがあります。

1つ目は、最初に結論を書くことです。たくさんアピールしたいことがあるために文章が長くなり、その結果、結論がわかりづらいという失敗はよくあります。最初に結論を書くことで、その後に続く文章が頭に入りやすいという利点があります。

2つ目は、アピールしたいポイントの根拠を示すことです。具体的なエピソードとその理由を用いてアピールする内容を明確にしましょう。あなたのことを全く知らない採用担当者が、文章だけでイメージできるようにしなければなりません。

3つ目は、自己PRを志望動機と混同しないことです。自己PRの目的は、あなたという人を会社に知ってもらい、「ぜひ採用してください!私はこんなに仕事に役立つことができますよ! 」と売り込むことです。しかし残念なことに、自己PRを志望動機と混同してしまう人も多くいます。「自己PRとは何か」を意識して文章をまとめましょう。

添削してもらう

自己PR文章の作成が終わったら、家族や友人など身近な人に添削してもらいましょう。「内容はわかりやすいか」、「アピールしたいポイントがしっかり伝わっているか」、「あなたの人柄が表れているか」など、あなたのことをよく知る人の意見を聞き、「あなたらしさ」が伝わる文章作りを目指しましょう。

客室乗務員になりたい気持ちを自己PRで伝えるには?CA合格者の実例も合わせてご紹介

PRすべきポイント

客室乗務員の仕事につながるエピソード

客室乗務員は常に人と接する仕事です。そのため、おもてなしやサービス精神という部分をアピールしがちですが、実はそれらは入社後に学ぶことができます。会社が知りたいのは、あなたの人柄や人間性がよく表れているエピソード。人との接し方や関わり方から学んだこと、思いやりや気遣いという部分を客室乗務員の仕事にどう生かすことができるのか、エピソードをまじえて具体的に示すことで、あなたの魅力を伝えましょう。

意欲と熱意

客室乗務員としてどんな姿勢で仕事に向き合おうとしているのか、客室乗務員になりたいのか、この会社で働きたいのか。これらは採用担当者が注目しているポイントです。自己PRは、あなたの客室乗務員という仕事への意欲と会社への熱意を最大限にアピールするチャンスなのです。「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるようにしっかりとアピールしましょう。

客室乗務員としての展望

入社後に「どんな客室乗務員になりたいのか」、「どんな風に活躍したいのか」、「どう働きたいのか」という部分をできるだけ具体的に伝えられるようにしましょう。会社の理念や展望をしっかり理解し、将来的に目指したいポジション、会社にどのように貢献できるのかなど、自身の展望との共通点を含めてアピールすると効果的です。

客室乗務員を目指す受験生へのアドバイス

客室乗務員になりたい気持ちを自己PRで伝えるには?CA合格者の実例も合わせてご紹介

「人と接することが好き。」

「チームワーク良く働ける。」

「語学力をいかすことができる。」

これらは、客室乗務員を目指す人の自己PRでよくあげられる例です。

エントリーシートに記載する自己PRは、限られたスペースではありますが自由に自身を売り込むことができる唯一のチャンスです。フォーマットも自身のアピールの仕方も自由なのです。せっかくのチャンスにありきたりで人と同じことをアピールしてしまうのは残念ですよね。

そこで、ぜひ考えて欲しいのが、あなただけのキャッチコピーです。

面接では第一印象が大切とよく言いますが、実はエントリーシートも同じなのです。あなただけ強み、人柄や雰囲気が伝わるようなあなたらしいキャッチコピーで、採用担当者の興味を引きつけることができれば、きっと次のステップに進むことができるはずです。

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この記事を書いたキャビンアテンダントは・・・

ca6桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントへ。アジア・中東・欧州での生活経験あり。

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