歴史情緒あふれるヨーロッパや自由の国アメリカ。一度は行ってみたい!と長期の休みに向けて計画を立てている人も多いのではないでしょうか。
しかしそこに行きつくまでには、10時間を超える長い長いフライトが待ち構えています。今回はCAがおすすめする、知っていれば安心の長時間のフライト対策をご紹介します。
その1 やっぱり気になる乾燥対策
飛行機で一番心配なこと、それはやはり乾燥ではないでしょうか。機内はまさに砂漠状態。美容の観点から見れば劣悪な環境です。そんな中で日々業務をこなすCAおすすめの、乾燥対策を部位別にご紹介します。
まずは顔。シートマスクを使用することで安心してしまう人がいますが、実は逆効果。中途半端な保湿は乾燥のもとです。それよりも化粧水をつけ、クリームで押さえるということを頻繁に行った方が効果的です。化粧水はいつも使用しているものよりこってりとした、濃厚なものがおすすめ。肌の水分蒸発を防いでくれます。さらにこまめに水分補給をして、体内の水分量も適切に保つことも大切です。美容ドリンクをフライト前に飲むのもおすすめです。合わせて唇や手なども乾燥しやすいので、クリームを塗り、しっかり保湿してくださいね。
続いて髪の毛。顔の保湿は気を付けていても髪の毛まで気を遣っている人は案外少ないです。せっかく綺麗に化粧していてもぼさぼさの髪の毛では興ざめですよね。乾燥する機内では、静電気が起こりやすく髪が痛む原因となります。肌と同じように、しっかりと保湿することが大切です。洗い流さないトリートメントを付けて機内へ入り、パーカーなどのフードをかぶってなるべく水分を逃さないようにしましょう。乾燥対策としてだけでなく、寝癖も防げて一石二鳥です。
その2 気が付いたらパンパンに?むくみ対策
エコノミークラス症候群という言葉があるくらい、機内のむくみは深刻。狭い機内でほとんど動かず、緊張状態が続くことが原因とされています。
機内で身体を動かすことは難しいですが、簡単なリンパマッサージや機内誌に載っているストレッチなどを行うだけでも効果が期待できます。むくみ予防の着圧ソックスを使用もおすすめ。ただしその場合は、必ず就寝用のゆったりしたものを使用してください。四肢の圧迫はエコノミークラス症候群の原因となります。
フライト中の服装は、できるだけゆったりした服をセレクトしましょう。どうしてもおしゃれしたい場合は、空港で着替えを。普段着からスウェットなどのリラックスウエアに着替えることで、気持ちが安らぎ睡眠を促す効果もあるそうです。
また乾燥対策と同様、トイレに行くのが面倒だからと言って水分を抑えるのも良くありません。なるべく同じ姿勢でとどまらず、1~2時間に1回は席を立って体を動かしましょう。
その3 眠れない!を解消する睡眠対策
狭い機内。周りとの距離も近く、音も気になってなかなか眠れないという人も多いと思います。しかし体内時計をリセットさせる意味でも、睡眠はとても大切。実際に長時間のフライトでは、機内の明かりを調整することで食事と睡眠をコントロールし、意図的に体内時計のリズムを作っています。
理想を言えばそのリズムに合わせて過ごすのが一番ですが、そうもいきませんよね。その場合は、眠たいなと少しでも感じたら、無理をせずに寝てしまいましょう。一般的に気圧の変化によって、離陸前後は眠くなりやすいと言われていますので、席に着いたらすぐに寝てしまう、というのもいいかもしれません。
合わせて睡眠対策グッズも多く販売されていますので、うまく活用してくださいね。首を支える枕クッションや耳栓、アイマスクは必須です。また場所によっては空調の風が直に当たり、ブランケットだけでは寒い場合もあります。寝つきがどうしても悪くなりますので、体を冷やさないよう防寒対策もしっかり行いましょう。
いくら眠れないからと言って、アルコールを大量に摂取することは大変危険です。上空ではアルコールが回りやすく、地上で飲む場合の2倍と言われています。最悪の場合、急性アルコール中毒となることもありますので、飲み過ぎには十分注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?精神的にも肉体的にも大変な長時間のフライト。しっかり準備して楽しい旅行にしてくださいね!
【JAL】CA&GS 一次選考質問集を無料プレゼント
JAL(日本航空)のCA&グランドスタッフ一次選考質問集(最新版)をLINE登録者に無料プレゼント!
↑こちらをクリックしてLINE登録後、「JAL面接質問集」をお送りさせていただきます♪
この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・
ユカさん
大学卒業後、客室乗務員として国内大手航空会社へ就職。人材サービス会社の事務職を経て、現在はフリーランスのライターとして活躍中。