CAになって笑顔でお客様をお迎えしているつもりでも、新人の頃に先輩CAに「あなたの笑顔は目が笑っていない」と注意を頂いたこともあります。
CAの訓練を経てOJTがあります。その時には、実際にお客様をお迎えしてお仕事をしているのですが、緊張して余裕もなくて笑顔どころではありません。でも、お客様からするとOJT中であろうが、CAはCAなので関係ありません。きちんとおもてなしの笑顔を向けていないといけないのです。
笑顔でいないといけないと思えば思うほど、自然な笑顔ってできないものなのですね。先輩CAに「目が笑っていない」というコメントを頂き、素敵な笑顔の作り方を研究してみました。
その1 まずはお顔の筋肉のリラックス
お顔も筋肉でできています。お顔の筋肉トレーニングをすることで、素敵な顔を作っていけるのです。
まずは、お顔の顔をリラックスしてほぐします。まったくお顔の筋肉を使ってない脱力状態にするのです。そして、お顔のマッサージをしてあげます。お顔の筋肉は縦にも横にも斜めにも、目の周りにもグルリと筋肉がついています。できれば、筋肉図鑑などで一度お顔の筋肉の付き方を眺めてみると面白いものですよ。
お顔をリンパの流れに沿ってマッサージしてあげるのが良いのですが、ここではあまり気にせずに、お顔がリラックスできるようにマッサージしてあげましょう。
その2 口の中を舌でグルングルン
舌でアイロンをかけるように、シワ伸ばしをするように口の中から押していきます。鏡で見ると、まるで大きな飴玉をほおばっているような状態です。
口の中で歯の周りをグルッと一周回るように、舌を少しずつ動かしながらシワと伸ばすように押し当てていきます。そうすることで、口の周りの筋肉と舌の筋トレもできるのです。
その3 鏡の前で変顔
鏡の前で日頃人前では絶対しないような、いろんな変顔をしてみます。恥ずかしくて人には見せられないような、お顔を連発でしてみましょう。この時に、顔の筋肉を横にも縦にも斜めにもいろんな方向で動かして変顔を作ってみます。
人はいつも同じお顔の筋肉しか使っていないと、使っていない筋肉は重力に負けて下へ下へと下がってきてしまいます。また、筋肉は使わないと固まってしまい、無表情になってしまいます。変顔連発をしていろんな方向に顔の筋肉を動かしてエクササイズしてみましょう。
その4 割りばしトレーニング
これはCAの訓練の時に習ったのですが、割りばしを横にして口に挟みます。そうすることで、口を横に引っ張り、口角をググッと持ち上げている状態になります。割りばしをくわえてしばらくその状態をキープするのです。
やってみると、想像以上に口元を横に引っ張っているような状態になります。
その5 目の下をグイッと持ち上げる
笑顔を無理やり作ると、口元で「に~」という状態にするので、顔の横向きの筋肉が使われています。ところが、顔の縦の筋肉があまり使われていないので、不自然な感じになってしまうのです。
そこで、目の下の涙袋をグッと上に持ち上げる訓練をします。「太陽が眩しい」と目を細めるような状態です。私は笑顔の訓練をした初日は、この涙袋を上に持ち上げることはできませんでした。でも、上まぶたを閉じることができるのなら、絶対に持ち上げることはできるだろうと思って、ひたすら涙袋に意識を向けて動かすように訓練してみました。
すると、ビクともしなかった涙袋が3日目ぐらいに、ピックっと反応するようになりました。これは良い兆し!と思い、訓練を続けると1週間で涙袋を持ち上げることができるようになりました。
笑顔を作る時に、涙袋を持ち上げて、それから口角を持ち上げて笑顔をつくるのです。顔の横と縦の筋肉を作って笑顔を作ることで、自然な綺麗な笑顔の完成です。
まとめ
涙袋と口角を上げて笑顔をつくることで、素敵なお顔になります。そして、涙袋を持ち上げて笑顔を作ると、目じりにシワが寄らないのです。私は20年この方法で笑顔を作っていますが、目じりにシワがありません。是非おすすめの方法です。
素敵な笑顔の作り方をご紹介してきました。けれど、本当に美しい笑顔は心から出てきた笑顔です。心からの笑顔を、普段の顔筋トレーニングで更に美しい笑顔として出せるといいですね。
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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・
すみれさん
大学で管理栄養士の資格を取得後、一般企業に就職し、その後、国内大手航空会社のキャビンアテンダントに転職。現在は子育てをしながら、趣味のバレエ講師も務めるなどマルチに活躍中。「客室乗務員」ならではの知恵を中心に発信しています。