アフターコロナはLCC(格安航空会社)に注目! 〜新しいエアラインの形〜

コロナ禍で苦しい状況にある大手航空会社とは対照的に、思考錯誤しながらも業績を伸ばしているLCC(格安航空会社)。近年、日本国内でもLCC(格安航空会社)という言葉が馴染み、より気軽に空の旅を楽しめるLCCの利用客も増えてきています。コロナ禍においても海外では、新しいLCCの設立やユニークなビジネスモデルの開拓も続いており、これまでのエアラインのイメージ枠を飛び超えたLCCが増えています。

そこで今回は、新しいエアラインの形とも言える日本のLCCについてまとめます。

LCCとは?

LCCはLow Cost Carrier(ローコストキャリア)の略で、日本では格安航空会社とも呼ばれています。LCCの最大の特徴は、航空券の安さです。これは、サービスの簡略化や付帯サービスの有料化、使用する機材を統一するなどして運航コストをカットすることで可能にしています。航空券の安さだけに注目すると、LCCは安全性に欠けるのでは?と感じる人もいるようですが、LCCもほかの航空会社と同様に国の法律に基づいた厳しい審査基準をクリアして運航しています。使用する機材を統一することで乗務員の訓練や整備がしやすくなるなどメリットもあり、利便性と安全性両方の追求が可能となっています。

日本のLCC

Peach Aviation

日本のLCCの筆頭とも言えるのが、ANAグループ傘下のPeach Aviationです。「空飛ぶ電車」をコンセプトに誰もが気軽に利用できるLCCとして誕生してから、圧倒的なスピードで路線ネットワークを拡充しています。2019年にはバニラエアと統合し、関西空港、新千歳空港、仙台空港、那覇空港に加えて成田空港を拠点としています。コロナ禍においては、国際線に投入する予定だった機材と人材を早い段階で国内新路線に投入し国内路線を増強したことで、比較的安定した運航を続けています。

Jetstar Japan

ジェットスタージャパンは、JALと豪のジェットスタグループが出資するLCCです。国内系と外資系の両方の良さが融合したLCCで働きやすさにも定評があるのが特徴で、これまではジェットスターグループをはじめJALやアメリカン航空などが運航する国際線との乗継ぎが強みでした。コロナ禍においては国際線の運航ができず運航率の低下が目立ちましたが、国内地方路線を増強するなどして回復を目指しています。

ZipAir Tokyo

ZipAir Tokyoは、JALが100%出資しコロナ禍に新規就航した新しいLCCです。JALで使用していた機材を投入することで運航コストをカットしながら、フルフラットのビジネスクラスを導入し、サービスクオリティとコストバリューの両立を軸に新しいLCCのスタイルを追求しています。中距離国際線をターゲットとしていますが、コロナ禍では貨物便を中心に運航するなどして、ポストコロナに向けて運航便を確保しています。

スプリングジャパン

中国のLCCである春秋航空が出資して生まれたスプリングジャパンですが、コロナ禍にJALが株式の半分以上を取得したことでJALグループに入りました。主に中国本土と日本国内の地方路線に就航しており、価格、快適性、客室乗務員の対応に定評があり顧客満足度の高いLCCです。コロナ禍では国際線運航ができず日本の地方路線のみの運航となっていますが、拠点とする成田空港から地方路線を結ぶ架け橋となっています。

LCCの客室乗務員採用状況

コロナ禍では新規採用を中止する大手航空会社が多いですが、LCCはどうでしょうか。ポストコロナではレジャー客需要の回復が早く、ビジネス需要の回復が遅れると言われています。また、長距離や国際線よりも近距離や国内線の需要が少しずつ回復してきています。LCCの強みは近距離や国内線にあり利用客は主にレジャー客ですので、大手航空会社に比べると需要の回復は早く、客室乗務員採用も比較的早く戻ると予想されています。いつ採用が始まっても良いように準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局

東京・福岡の少人数制エアラインスクールCAコンシェルジュの運営事務局・広報スタッフです