どうなる?アフターコロナのエアライン業界

これまで身近に感じていた海外旅行や空港、飛行機での移動が非現実のものとなり、大きな打撃を受けたエアライン業界ですが、少しずつアフターコロナを見据えて動き出しています。

そこで今回は、アフターコロナのエアライン業界がどうなるのか、空港や機内などでの各社の取り組み、エアライン業界の採用状況などから紐解いてみたいと思います。

アフターコロナの空港

コロナ前は多くの人で賑わっていた空港もコロナ禍では活気がなく寂しいものとなっています。そんな中、各空港が力を入れて取り組んでいるのが、衛生管理の徹底と非接触でシームレスな空港内の移動です。

例えば、衛生管理としてお客さまが触れる場所を定期的に清掃・消毒や保安検査場においてサーモカメラでの体温測定、チェックインカウンターや搭乗ゲートなどのポイントではソーシャルディスタンスを保つ工夫を徹底して行っています。

また、非接触でシームレスな移動として、非接触の顔認証システムFace Ecpressを導入しチェックインから搭乗までパスポートや搭乗券を何度も見せる必要がなくなりました。人の流れを止めずに空港内の移動ができるようになることで密になる空間を防ぐことにも役立っています。現在は、成田空港と羽田空港のみで導入されていますが、アフターコロナの空港ではより多くの空港でより多くの人が非接触でシームレスに移動できるようになるでしょう。

アフターコロナの機内

コロナ前は機内食や機内エンターテーメントなど旅気分を盛り上げてくれる機内ならではの楽しみも多くありました。しかし、コロナ禍では感染防止のために機内食や飲み物サービスが大幅に変更・縮小されたり、機内誌や機内エンターテイメント機能がオンライン化され各自の保有機器で閲覧する仕組みが構築されたりという変化がありました。

また、ソーシャルディスタンスを保つために使用しない座席を設ける、保有機の機内客室の抗ウイルス・抗菌コーティング加工を行うなどして、お客さまの不安除去に取り組むエアラインも増えています。

アフターコロナのエアライン業界

コロナ前のエアライン業界は、ANAやJALのようなフルサービスキャリア(FSC)とPeach AviationやJetstar Japanなどのような格安航空会社(LCC)が主流でしたが、アフターコロナにはZipair Tokyoのようなサービスクオリティとコストバリューを両立させるハイブリッド型のエアラインも増えていくでしょう。格安航空会社(LCC)はよりお手軽に、フルサービスキャリア(SFC)はこだわりを推し出し、そこに、ちょうどいい納得感のあるハイブリッド型のエアラインが加わることで、お客さまにとってより選びやすい旅の選択肢が増えていくことになります。

アフターコロナのエアライン採用

コロナ前の2019年、日本のエアライン各社は航空需要の拡大を見据えた大量採用を行っていました。2020年以降、日本では新規採用を見合わせている航空会社が多かったのですが、徐々に募集を再開する状況となってきました。海外エアラインではアフターコロナを見据えた採用がすでに始まっていますが、コロナ禍においても従業員の雇用を守ることに専念してきました日本のエアライン各社も、航空需要の回復に合わせて、JALのような大手でも新卒採用を再開する動きが出てきました

特に、地方都市間を就航するローカルエアラインやリージョナルエアラインは、国の重要課題でもある地域間交流の促進や地方創生の役割を担うために必要不可欠な存在であり、今後も引き続き採用が見込まれています。大手以外にも様々な役割を担う国内ローカルエアラインやリージョナルエアラインに目を向けてみるのも良いでしょう。

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この記事を書いた人

エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局エアラインスクールCAコンシェルジュ事務局

東京・福岡の少人数制エアラインスクールCAコンシェルジュの運営事務局・広報スタッフです