飲み物を洋服にこぼしてしまうということは、機内だけに限らずどこででもあり得ることですね。家で洋服に飲み物をこぼしてしまったのであれば、洗剤も使えるし洗濯もすぐにできるので、そこまで大変ではないかもしれません。
飛行機の中ではタービュランスもあるし、紙コップにドリンクを入れるのでこぼしやすい条件はそろっています。どんなに気を付けていても、飲み物をこぼしてしまうこともあるものなのです。
機内には必要な備品しかないので使えるものが少ないのです。その限られた物の中で、洋服に飲み物がこぼれてしまった時の応急処置をお教えします。
その1 用意するもの
今回は機内に必ずあるものでの応急処置なので、この2点を用意します。
- 濡れたおしぼり
- タオルやハンカチなどの乾いた布
その2 機内にある「おしぼり」を使うシミ抜き方法
お客様がドリンクをお洋服にこぼされたとします。早い段階の場合は「濡れたおしぼり」と「乾いたタオル」を用意します。
乾いたタオルをドリンクのシミが付いた布の裏側に置きます。そして、濡れたおしぼりでシミのついた表面から、お洋服を叩くようにしてシミ抜きをします。そうすると、乾いたタオルの方へとシミが移ってきます。乾いたタオルの場所を少しずつ変えながら、濡れたおしぼりで叩いてあげると、シミが薄くなってきます。
ここでのポイントは、「横に擦る」のではなく「叩く」というところにあります。擦ってしまうとシミを広げてしまいます。
これはあくまでも応急処置ですが、少し処置をしているのとしていないのでは、そのあとのシミの残り具合が変わってきます。機内での応急処置ですが、普段レストランで食べ物を洋服に飛ばしてしまった時にも、ちょっと応急処置をしているとシミの被害が少なくて済みますよ。
その3 その他の便利グッツをご紹介
シミ抜きペン
最近では便利な「シミ抜きペン」が数社から販売させています。
ペンタイプなのでバックに入れて持ち運ぶのにはちょうどいいです。油性や水性、油性水性の混合シミに対応している商品がでています。
スパゲティのトマトソースが飛んで、お洋服についてしまった時などは、この「シミ抜きペン」をバックに潜ませていると重宝します。結構、パスタソースのシミがついた時は焦るし恥ずかしいですよね。デートの時でもこれがあると安心です。
携帯用のシミ取りペーパー
携帯用のウエットティッシュタイプのシミ取りペーパーの商品もあります。
こちらもポケットティッシュぐらいのサイズなので、バックに入れるには便利なサイズです。ウエットティッシュタイプと言えども、油性や水性・ワインなどのシミに対応している優れものです。
どちらのタイプの商品も500円前後から1000円代ぐらいまでで購入できるので、バックの中に一つ忍ばせておくと本当に便利ですよ。
まとめ
機内でのシミ抜き方法は「こんな簡単なことでできるの?」という内容でしたが、応急処置をしているのとしていないのでは、その後のシミの残り具合が全然違います。
「濡れたおしぼり」と「乾いたタオル」これだけでも、早い段階の水性のシミ取りであれば綺麗になることもあります。要は素早く対応することが大事です。ドリンクなどの溶液が布の繊維の奥までに浸透する前に対応すると良いでしょう。
また、プライベートでも「シミ抜きペン」や「携帯のシミ取りペーパー」のようなものをバックに入れておくと、いざという時に助かります。自分のシミだけでなくシミをつけてしまった人にも、さっとシミ取りペンでシミ抜きをしてあげると、好感度もアップしますよね。デートの時に彼のワイシャツにワインがついても、チャチャッと綺麗にしてあげられると女子力もアップしますね。
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この記事を書いたCA(客室乗務員)は・・・
すみれさん
大学で管理栄養士の資格を取得後、一般企業に就職し、その後、国内大手航空会社のキャビンアテンダントに転職。現在は子育てをしながら、趣味のバレエ講師も務めるなどマルチに活躍中。「客室乗務員」ならではの知恵を中心に発信しています。