キャビンアテンダントは、待遇が良いイメージだけど本当ですか?ドラマではタクシー出勤や豪華なホテル宿泊などが描かれていますが実際は…?
外泊手当てやタクシー配車など意外と知られていないCAの待遇についてちょっと気になる裏側を徹底追求!
回答をしてくれたキャビンアテンダント
涼子さん
国内系大手航空会社の国際線客室乗務員として10年以上勤務し、世界中をフライトで飛び回る。世界の大都市・グルメ・音楽・カルチャーに関心を持ち、結婚に伴いヨーロッパでの海外生活を始める。翻訳・通訳歴も数年あり、英語・ドイツ語はビジネスレベル。
ステイ一泊の度に手当てが入り、実は課税対象外!
パーディアムやアローワンスと呼ばれるエアライン特有の待遇、これは外泊手当てを意味します。もちろんエアラインによって変わってきますが、私が勤めていた某日系エアラインでは当時国内一泊だいたい5〜6000円、海外ではアジア方面から欧州など滞在する現地の物価やレートによって変動していましたがざっと3〜7000円ほどでしたでしょうか。
一月10泊もすればかなりの収入になりますし、しかも課税対象外で給料とは別口座に振り込んでもらう事もできたので、旦那さんに内緒でへそくりをこっそり貯めるCAもいましたね。
ホテル代はもちろん会社負担ですし、空港とホテル間は送迎が用意されています。またホテルによってもクルー割引や無料で朝食を用意してくれるところもあり、ある意味手当てをもらって各地に無料宿泊できるというのは美味しい話ですよね。
現地ではどんなランクのホテルに宿泊するの?
ホテルのランクについては昔に比べて残念ながら間違いなく下がってきていると思います。年々ホテルが変更され市内から遠ざかっていくこともよくあります。
もちろんCAからはブーイングが出ますがコスト削減は避けられません。国内であれば大型ホテルではなくチェーンのビジネスホテルになることも多いですね。
もちろん治安やその他利便性はすべて考慮された上で宿泊先を決定していますので危険な地域やまったく食料が買い出しに行けない、というような事はありません。
CAの食事は持参?支給?
国内線勤務時は便の合間にCAミールも用意されますので短い休憩時間に食べています。機内清掃や搭載作業中、よく慌ただしい機内でお弁当を掻き込みながら次の便の準備も進めていました。国際線ではエコノミーやビジネスクラスのミール数にCAの食事も含まれて搭載されていますので残ったミールから食べます。
また勤務開始時間によってはホテルで朝食ビュッフェが用意されたり、空港のレストランで朝食が用意してもらえたりする時もありますので食事に関しては持参しなくても大丈夫でした。
外資系エアラインに関しては各自の食事を持参しなければいけないところも多い様です。
空港出退社は電車?タクシー?
基本的には羽田も成田も公共交通機関での出退社となります。ただし成田の場合は長距離になりますので成田エクスプレス(NEX)やリムジンバスの利用が認められています。
もちろん早朝や深夜の出退社で公共交通機関がない時にはちゃんとタクシー配車されます。昔の様に一人ひとりの配車ではなく他の社員との相乗りになることも多くなりましたがそれでもタクシー出退社できるときはかなり楽でしたね。
まとめ
私が入社してから退職するまでの10年弱でかなり待遇も変わりましたし、正直なところ昔のCAドラマに見られる様なゴージャスなイメージは期待できないのが事実です。
ただ、それでも色々な待遇面で恵まれていますし、CAは協定でしっかり権利も守られている安定した職業だとも言えそうですね!
【JAL】CA&GS 一次選考質問集を無料プレゼント
JAL(日本航空)のCA&グランドスタッフ一次選考質問集(最新版)をLINE登録者に無料プレゼント!
↑こちらをクリックしてLINE登録後、「JAL面接質問集」をお送りさせていただきます♪